タテヤマアザミ (キク科アザミ属)






































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1-2:2010.8.21、富山県立山・室堂平、ミクリガ池付近にて、3:2010.8.22、剱岳・剱沢の剣山荘付近で、4−5:2011.8.20、北アルプス・薬師岳、
標高2000〜2500mあたりで、6:2013.8.13、北アルプス・前穂高岳・重太郎新道にて、7:2017.8.14、北アルプス・白馬鑓ヶ岳、鑓温泉〜小日向乗越間にて、
8-10:2019.8.12-13、北アルプス、針ノ木峠にて、11:2020.8.16、雨飾山・笹平にて

北アルプス北部と白山に分布する高山性のアザミです。3のように総苞片が比較的短く、2のように、葉が独特の形状で
あまり深くえぐられない、などの特徴がありますが、それでも鋸歯縁のものから羽状深裂のものまであるともされています。
6は北アルプス南部(穂高岳)の自生ですが、本種の特徴が出ています。少し南進したのでしょうか?北アルプス
南部はキソアザミが一般的。また、8は葉がやや深くえぐられていますが、キソアザミほどではない気がします。
8の近くで咲いていた10は、葉のえぐれがやや浅く、やはりタテヤマアザミでしょう。雨飾山で見た11はほぼえぐられて
いません。これもタテヤマアザミでしょうか?