チャルメルソウ (ユキノシタ科チャルメルソウ属)
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1-4:2018.4.29、京都北山・廃村八丁にて、5-7:2018.5.12、兵庫県多紀連山・小金ヶ嶽にて、8-14:2019.5.12、鈴鹿山脈・御池岳、コグルミ谷にて、
15-18:2021.5.3、比良山系・葛川坊村にて、19-21:2022.4.9、鈴鹿山脈・入道ヶ岳にて
渓流沿いに、半分水滴を浴びながら咲く花です。葉は広卵形・基部はハート形で紫色を帯び斑が入ることが多いようです。
花は春に咲き、花弁は紅紫色で羽状に3-5裂して後ろに反り返り、形は魚の骨のよう。5-8は花が終わって、果実になりかけています。
この果実がラッパ(チャルメラ)の先に似ているので、この名前が付いたそうです。本州の福井-滋賀-三重ライン以西と長崎・佐賀に分布。
8-14は、鈴鹿山脈、御池岳のコグルミ谷にて。8-9は葉、10以降は咲き終わりの近い花。魚の骨のような花弁が、そり返っています。
15-18は比良山系の葛川坊村から林道を少し登ったあたりの、水の滴る岩盤に咲いていました。花弁は既に散っているので確認は
できませんが、萼片が小さく、より開いているので、タキミチャルメルソウかもしれません。特に18の葉の縁の凹凸の無さがそう思わせます。
19-21は、鈴鹿山脈・入道ヶ岳の井戸谷で撮影したものです。雄蕊には花粉も残っており、まだ咲いて間もないころのようです。
近縁のコチャルメルソウは、花弁の色が明るく、葉が広卵形でチャルメルソウより丸型。また、モミジチャルメルソウは、葉がカエデに似ています。