チョウの仲間 (鱗翅目)
ツバメシジミ(シジミチョウ科)
まずは、シジミチョウ科の仲間から。ツバメシジミは、後羽先に細い尻尾のあるシジミです。
上:2006.5.20、湖南市阿星山にて、中:2020.9.21、草津市・草津川跡公園 de愛ひろばにて、下:2021.3.14、栗東自然観察の森にて
ウラクロシジミ(シジミチョウ科)
この種も羽先に尻尾があります。
2008.7.9、リトル比良・鵜川林道にて
ウラナミシジミ(シジミチョウ科)
羽先の尻尾に加えて裏面に波状の模様もあります。
2019.10.13、北播磨・千ヶ岳にて
ベニシジミ(シジミチョウ科)
春〜初夏に日当たりのよいところでよく見かけるかわいいチョウです。
上段:2004.4.10、甲賀市土山町にて、中段2枚:2006.7.15、野洲市近江富士花緑公園、下段:2006.5.14、大津市雄琴駅付近にて
ヤマトシジミ(シジミチョウ科)
もっともよく見られるシジミチョウです。
上:2012.9.18、彦根市石寺にて、下:2020.9.21、草津市・草津川跡公園 de愛ひろばにて
ルリシジミ(シジミチョウ科)
ナツフジの花の蜜を吸うルリシジミです。
2020.7.19、京都府大山崎にて
ゴマシジミ(シジミチョウ科)
カタバミの花の蜜を吸うのはゴマシジミです。
2022.4.23、三重県いなべ市藤原町にて
アカタテハ(タテハチョウ科)
ここからタテハチョウ科です。日当たりのよい岩の上で休憩中(上)です。中は、ヤナギハナガサの蜜を吸っています。
上:2004.4.29、東近江市、太郎坊山にて、中:2019.6.9、京都府美山町にて、下:2021.5.30、伊吹山地・横山岳にて
キタテハ(タテハチョウ科)
黄色地に黒い紋があります。
2019.10.17、秋田市明田にて
ミドリヒョウモン(タテハチョウ科)
ヒョウモンは豹紋。豹のようなまだら模様が特徴的です。ノアザミに来たところです。
2004.7.17、比良山・山上駅跡にて
ヒオドシチョウ(タテハチョウ科)
戦国時代の武具「緋縅」から付けられた名前だそうです。越冬した個体が石の上で日光浴。
2018.3.25、鈴鹿山脈・藤原岳山頂にて
ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)
ツマグロといっても、羽先が黒いのはオスだけで、メスはずっと豹紋模様です。
1段目、2010.7.10、鈴鹿山系押立山・山頂にて、2段目、2004.9.18、栗東市、金勝山・山頂付近にて、3段目、2012.9.27、熊本城にて、4段目:2017.9.3、比良山系・権現山にて
ウラギンヒョウモン(タテハチョウ科)
霧ヶ峰のノハラアザミ、明神平のヨシノアザミにやってきたウラギンヒョウモンです。
上:2018.9.22、霧ヶ峰・車山にて、下:2019.9.29、台高山脈、明神平にて
クジャクチョウ(タテハチョウ科)
中央アルプス稜線上のタカネツメクサにやってきたところです。
2002.8.6、宝剣岳〜檜尾岳の稜線にて
サカハチチョウ(タテハチョウ科)
上はヒヨドリバナの白い花にやってきたサカハチチョウです。下は上高地にて。どちらも夏型。
上:2010.8.1、伊吹山地・五色の滝にて、下:2013.8.11、長野県・上高地、明神にて
アサギマダラ(タテハチョウ科)
上はヒヨドリバナの花にやってきたところです。日本本土と南西諸島・台湾の間を往復する渡り蝶として知られています。
上:2010.8.16、伊吹山地・金糞岳にて、下:2013.10.6、鈴鹿山脈・白倉谷林道にて
テングチョウ(タテハチョウ科)
天狗の鼻のようなでっぱりがあります。
上:2006.7.8、比叡・醍醐山地、音羽山にて、中・下:2020.3.9、鈴鹿山脈、高取山にて
ヤマキマダラヒカゲ (ジャノメチョウ科)
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科とされる場合もあります。笹類やススキなどを食草としています。
2019.5.26、奈良県、貝ヶ平山にて
アゲハ(アゲハチョウ科)
ここからはアゲハチョウ科の蝶たちです。アゲハはナミアゲハとも呼ばれ、最もよく見られるアゲハチョウの仲間です。
2020.6.7、北摂・中山にて
キアゲハ(アゲハチョウ科)
アゲハより少し黄色く、また前翅前縁基部の黒い筋が少ないので区別できます。
上:2010.8.1、米原市・山室湿原にて、下:2021.4.11、兵庫県丹波市の三尾山にて
カラスアゲハ(アゲハチョウ科)
後翅を損傷しながらもたくましく生きるカラスアゲハです。
2010.6.6、日野町熊野にて
モンキアゲハ(アゲハチョウ科)
モンキアゲハは南方系の蝶で本来滋賀にはいなかったはずなのですが・・・。いまでは珍しくなくなっています。
2010.6.6、日野町熊野にて
ウスバシロチョウ(アゲハチョウ科)
シロチョウという名がついていますがアゲハの一種です。この日はかなりの数がひらひらと舞っていました。
上二枚は、2006.6.4、伊吹山、三合目の草原で、下二枚は、2017.6.24、鈴鹿山脈・御池岳、テーブルランドにて
ギフチョウ(アゲハチョウ科)
日本の固有種で、生きている化石です。近年、里山の放棄、開発などにより個体数の減少が著しいと言われる蝶です。
上:2018.04.22、大和葛城山、北尾根にて、中・下:2019.5.6、和歌山県・龍門山にて
モンシロチョウ(シロウチョウ科)
ここからシロチョウ科。シロチョウ科といえばモンシロチョウやモンキチョウですね。まずは
一番よくみられる蝶でもある、モンシロチョウです。上はヤナギハナガサの、下はハナイの蜜を吸っています。
上:2019.6.9、京都府美山町にて、中:2019.10.17、秋田市明田にて、下:2021.5.29、草津市・みずの森にて
モンキチョウ(シロウチョウ科)
続いて、モンキチョウです。オオキンケイギクの蜜を吸っています。あとで出てくるキチョウと違って、丸くて白い大きな紋があります。
2019.6.9、京都府美山町にて
ミヤマモンキチョウ(シロウチョウ科)
ウサギギクの蜜を吸っています。本州中部地方の2000メートル以上の高山に産する
準絶滅危惧種の貴重な高山チョウです。モンキチョウより縁毛が強く桃色を帯びます。
2019.8.11、北アルプス・七倉岳にて
スジグロシロチョウ(シロウチョウ科)
スジグロシロチョウもシロチョウ科の仲間です。はっきりした紋がありません。コンロンソウの花に来ました。
2012.5.13、多賀町、芹川上流の権現谷林道にて
キチョウ(シロウチョウ科)
裏に小さな紋はありますがモンキチョウではありません。すこし小さめのキチョウです。セイタカアワダチソウの花に来ました。
2013.11.14、彦根市八坂にて
イチモンジセセリ(セセリチョウ科)
セセリチョウの仲間です。最もポピュラーな種です。後翅の白い点が一直線に並びます。
2012.9.27、熊本城にて
ダイミョウセセリ(セセリチョウ科)
黒地に白い帯のあるセセリチョウです。
2020.7.19、大阪府高槻市街にて
ベニヒカゲ(ジャノメチョウ科)
ジャノメチョウ科。中部地方以北に分布し、おもに標高1200m以上の亜高山帯に生息するチョウです。
2017.8.13、北アルプス・白馬鑓ヶ岳、大出原にて