クマガイソウ (ラン科アツモリソウ属)





























1-4:2019.5.12、5-7:2021.5.15、鈴鹿山脈中北部にて

日本・中国・台湾などの林床や竹林に群生するランの仲間です。花の大きさは日本の野生ランの中で最大級です。
唇弁は大きな袋状になっていて縁が内側に巻き込んでいます。側花弁の内側に白い毛が密集しています。
名の由来は、袋状の唇弁を源平一谷の戦で平敦盛を討った熊谷直実の母衣に見立てたものと言われています。
これに対して平敦盛の名を取ったのがアツモリソウです。どちらも同じアツモリソウ属のランです。
絶滅危惧U類に指定されている植物であるため、詳しい撮影地は省略します。盗掘は絶対に許さないようにしましょう。