ナツエビネ (ラン科エビネ属)

















1-4:2019.8.17、京都大学芦生演習林、ブナノキ峠付近にて

ラン科の多年草で、7-8月に高さ20-40cmになる花茎上に10-20個の淡紫色の花を総状につけ、下方から開花していきます。
萼片、花弁は反り返り、唇弁は基部で深く3裂し、距はありません。葉は3〜5枚で長楕円形。先は尖ります。
一般的には沢の周辺や湿り気のある落葉広葉樹林内などやや湿った落葉樹林下に生育すると言われていますが、
1-4は、山頂近くの杉林に咲いていました。京都府では絶滅危惧種。環境省カテゴリーでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)。