延暦寺(えんりゃくじ・大津市)


延暦寺(東塔・根本中堂付近)のライトアップへ










































1-7:Oct. 2012
8:May 2006
9:Jan. 2006

お寺のデータ

滋賀県大津市坂本本町(東塔)

ホームページ
http://www.hieizan.or.jp/

ユニセフの世界遺産にも指定された天台宗・比叡山延暦寺。寺は大きく、東塔・西塔・横川に別れているが、比叡山山頂近くの東塔の中心部には国宝・根本中堂(写真1,2)がある。伝教大師・最澄によって延暦7年(788)に創建され、その後何回も災害にあったが復興の度に規模も大きくなり、現在の姿は徳川家光の命で寛永19年(1642)に竣工したものである。暗い内部には根本中堂創建以来、1200年もの間一度も絶やすことなく守られてきた、不滅の法灯が鈍く光っている。また、夏のお盆前には、東塔においてライトアップが行われる。写真3〜6は、西塔。3は西塔の本堂となる釈迦堂。信長の焼討ち後、秀吉が三井寺の金堂を山上に移築したもので、天台建築様式の代表とされる。山内最古、鎌倉時代の重要文化財の建物。4,5はそれぞれ常行堂と法華堂というお堂で、左右対称となっている。6のように、真ん中に渡り廊下がある。俗に「弁慶のにない堂」と呼ばれる。7以降は横川(よかわ)境内。7,8は壮大な横川中堂で、横川の本堂である。9は元三大師堂。慈恵大師(良源)(元三大師)の住居跡と伝えられる。

国道161号線西大津バイパスの南志賀IC、あるいは京都・北白川別当町より県・府道30号線を山中越え方面に向かい、比叡山ドライブウェイ入口より同ドライブウェイにて。京阪電鉄・坂本から比叡山鉄道の、または叡山鉄道・八瀬遊園から京福電鉄のケーブルカーでも山上に上がれる。横川は、東塔から北に離れており、ドライブウェイでしばらくかかる。

〈国宝〉根本中堂、宝相華蒔絵経箱、ほか多数
〈重文〉転法輪堂、大講堂、ほか多数