西応寺(さいおうじ・湖南市)
























1-5:Nov. 2001

お寺のデータ

滋賀県湖南市菩提寺

奈良時代に聖武天皇によって創設された少菩提寺は、菩提寺山の山麓から山上にかけて大伽藍が聳え渡ったと伝えられるが、織田信長によりほとんどが消失してしまった。このうちの禅祥坊をもとに、現存するのがこの西応寺である。現在の特徴はなんと言ってもその庭園の素晴らしさであろう(写真3〜5)。西応寺庭園は、菩提寺山と空を背景とし、築山に枯滝・枯流を設けた枯山水の庭で、傾斜を巧みに利用している。本堂脇には巨大な庭園石(写真3)が目を引く。寺宝として、紙本著色少菩提寺絵図、木像阿弥陀如来立像がある。

国道1号線石部口交差点を北上、野洲川を渡って菩提寺交差点を左折、あとは道標に従う。

  

公式パンフレット表紙(2001.11)