太神山不動寺(たなかみやまふどうじ・大津市)
1:Apr. 2000
2:Apr. 2003
3-4:Jan. 2002
お寺のデータ
滋賀県大津市田上森町
湖南アルプスのハイキングコースにもなっている参道を行くと、泣き不動、迎え不動などがあり、太神山(600m)の山頂に着くと、この天台宗・不動寺がある。平安時代前期に名僧・円珍が、不動明王の像を岩窟に安置して寺を建立したのが、始まりといわれている。山門はないが、写真1、2の2つのユニークな石像(二尊像)がまず迎えてくれる。重要文化財の本堂は、山頂の巨大な花崗岩の上に立っている。周囲に広場はなく全景を写真に収めることは非常に難しい。写真3は本堂への階段途中から。清水の舞台のような木組みの上に建っている。写真4は本堂を正面から。
南郷から天神側沿いに登ること約2時間。車では行けない寺である。湖南アルプス登山口バス停からは一時間半、更に天神川を車で遡れば、1時間弱で登れる。一方、南の県道栗東信楽線の大鳥居と田代の間の東海自然歩道方面から入ると、約600mのところまで車で近づけるが、東海自然歩道なので、元気な人はできるだけ歩きましょう。県道から徒歩約1時間。
〈重文〉本堂