善水寺(ぜんすいじ・湖南市)










1:Jun. 2000
2:Nov. 2001

お寺のデータ

滋賀県湖南市岩根

和銅年間(708〜715年)に創建され、最澄によって中興され、比叡山の別院として栄えた。桓武天皇がこの寺の前に湧き出る清水により、病が平癒されたため、善水寺の寺号を賜ったという。南北朝時代に大火に遭い、一旦すべて焼失してしまった。現在の本堂(写真1、2)は、貞治5年(1366年)に延海上人により再建された入母屋造り檜皮葺の大きく優雅な建造物で、国宝に指定されている。本尊は秘仏の木造薬師如来像で重要文化財。その他にも、誕生釈迦仏像、四天王立像など重要文化財に指定された仏像が多数ある。写真2は、平成13年秋に行われた秘仏木造薬師瑠璃光如来坐像の御開帳の時の様子。

国道1号線横田橋東詰(朝国)より県道38号線に入り、岩根東口を左折。

〈国宝〉本堂
〈重文〉木造薬師如来坐像、木造兜跋毘沙門天立像、金銅誕生釈迦仏立像、木造四天王立像(4躯)、金剛二力士立像(2躯)ほか多数


   公式パンフレット表紙(左、2000.6 右、2001.11) Map(1/50000)