オックスフォード  Oxford

オックスフォードは言うまでもなくケンブリッジと並ぶ大学の町です。電車で駅に着き、中心街の方に歩くと間もなく、最初のカレッジが左手に現れます。ナフィールド・カレッジです。オックスフォード大学には36もカレッジがあるので、このあと、いっぱいカレッジがでてきますが、最初だから思わず撮ってしまいました。ここなどは観光客には非公開のカレッジです。左に出ているのは、市内ガイドツアーの案内です。

ナフィールド・カレッジ
(Nuffield College)




ため息の橋は、ケンブリッジの方が有名かもしれませんが、ここにもあります。学問にため息はつきものなのでしょう。ケンブリッジは川に架かる橋ですが、こちらは道をまたいで建物をつなぐ橋です。


ため息の橋(Sigh Bridge)




頭にギザギザの小さな尖塔をいくつも乗せているこの建物は、英国内で出版された全ての書物を蔵書に持つというボードリアン図書館です。その数は550万冊を数えるそうです。1602年にトーマス・ボードリアン卿によって作られた図書館ですが、建物はさらに古く、1488年のものだそうです。

ボードリアン図書館
(Bodleian Library)





図書館の南に隣接するこの立派な建物はラドクリフ・カメラといい、1749年に建築家ジェイムズ・ギブスにより建てられたボードリアン図書館の閲覧室だそうです。設立者はジョン・ラドクリフという医師で、その寄付により資金が賄われたそうです。セント・メアリ教会の尖塔の上からの撮影です。尖塔の影が写っています。

ラドクリフ・カメラ
(Radcliff Camera)




その、セント・メアリ教会です。13世紀に建てられた歴史ある教会です。その尖塔は、約60mの高さを持ち、上からは市内の主なカレッジが一望できます。尖塔への階段は急でしかも恐ろしく狭いため、荷物は下に置いていった方が無難です。尖塔には魔よけのガーゴイルがたくさんいました。


セント・メアリ教会
(St. Mary's Church)





セント・メアリ教会の尖塔に登ったら会えるガーゴイル達です。左のは、なんだか笑ってるような顔で、かわいいですね。


ガーゴイル1
(Gargoyle)




こちらのガーゴイルは、さすがに怪物らしい顔をしています。こんなに近くまで寄れるところは、あまり無いでしょう。


ガーゴイル2
(Gargoyle)




塔の上から、すぐ東に見えるこのカレッジは、非公開ですが、建物が素晴らしく、また中庭も非常にきれいでした。ここは一般のカレッジと異なり、あくまでも研究をつきすすめる人たちのためのカレッジだそうです。オックスフォードの建物の上には、ギザギザの小さな尖塔があちこちにあるようです。


オール・ソウルズ・カレッジ
(All Soul's College)




日本人には有名なマートン・カレッジの中庭です。13世紀半ばの創設という、非常に古いカレッジの一つです。中庭の芝生のきれいさは素晴らしく、雑草やゴミなど探しようもありません。


マートン・カレッジ1
(Merton College)




同じくマートン・カレッジの学生宿舎です。オールの絵のある部屋は、きっとケンブリッジ?とのボートレースの対抗戦の殊勲選手の部屋でしょう。もちろん、チョーク書きで、すぐ消えるそうです。


マートン・カレッジ2
(Merton College)




クライスト・チャーチといっても、教会ではなく、1525年創立し、ヘンリー8世が再建したというオックスフォードで最大のカレッジです。でも、建物のイメージは、まるで宮殿です。

クライスト・チャーチ
(Christ Church)





クライスト・チャーチの南には広大な土地が広がり、テムズ川近くの運河では、一本棹で漕ぐボート遊びが盛んです。


ボート遊び





モードリン・カレッジには、このように立派な鐘楼(Bell Tower)が聳えています。このカレッジも1458年創立という歴史があります。


モードリン・カレッジ
(Magdalen College)


                                                                       (撮影:2003.9.14)