カーディフ

カーディフはウェールズの都です。したがって、イングランドではありません。でもロンドンから列車に乗れば、2時間あまりで「国境」を越えてカーディフに着きます。Great Westernの列車は、ロンドン・パディントンを9時に出て、11時15分にはここカーディフです。


カーディフ駅のホームにて




ですから、ウェールズに入ったという実感は列車を降りるまではほとんどありませんでした。でも、ホームに降り立つとこのようなウェールズ語と英語の二カ国語表記。しかも、片方はさっぱりわかりません。これで、ウェールズに入ったなと実感です。


ホームの標記

全く違う「出口」、「切符」、全く同じ「プラットフォーム」、そして微妙に違う「エレベーター」




さらに驚いたことに、駅の前に出てみると、Cardiffに当たる部分までがぜんぜん違います。あれでカーディフって読む???


カーディフ駅





駅を出て街に入りました。ロンドンとは全く違います。のどかな雰囲気があふれた街です。建物も大きなものは見あたりませんでした。それでも、ウェールズの人口の3/4が集まっているそうです。


街並み




さて、目抜き通りを少し歩けばもう目の前がカーディフ城です。中央の門は修理中でした。クロック・タワーは、なかなかきれいな装飾で飾られていました。これは単なる時計塔ではなく、中は住居として利用されていました。


クロック・タワー




これが城内のメインの建物です。あまり大きくなく、こぢんまりとしています。この左手にクロック・タワーがあります。この中を、ガイド付のツアーが案内してくれます。



カーディフ城




キープと呼ばれるこの建物は、城内の大きな広場の真ん中にあります。中世、ノルマン人によって作られた要塞ですが、その後は長く牢獄としても使用されたそうです。屋根の上で翻っているのは、赤いドラゴンを配したウェールズの国旗です。気の毒なことに、イギリスの旗・ユニオンジャックを作る際にはすでにウェールズは併合されていたので、このデザインは、ユニオンジャックには入っていません。


キープ




キープの上から南方です。芝生のきれいな庭には、クジャクが数羽、放し飼いにされていました。


キープから見下ろす中庭




北に目をやると、かつて牢獄だったキープの内部です。いまは天井も落ちています。


キープ内部




クロック・タワーの後方に近代的なサッカー場が見えています。


キープからクロック・タワーと居城





北東に目をやるとシティ・ホールがあります。


キープからシティ・ホール





そのシティ・ホールで見つけた紋章です。左には山羊、右には上半身が馬、下半身が魚のGYCHWIN、中央にはウェールズのシンボル、赤いドラゴンです。


紋章





シティ・ホールのドームです。クリスマスが近いので、ツリーが飾られています。まだ4時前だというのに既に薄暗くなってきました。早くもツリー点灯!


シティ・ホールのX'mas飾り




城壁にも電飾が点灯しました。さすがに北国だけに、冬の日暮れは早いです。


城壁のイルミネーション

                                                                    (撮影日:2003.12.14)