マムシグサ、テンナンショウ類 (サトイモ科テンナンショウ属)
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1:2003.5.17、鈴鹿山脈・百々女鬼林道奥の斜面で、2:2004.4.17、鈴鹿山脈・入道ヶ岳の登山口付近で
3:2001.5.4、鈴鹿山脈・銚子ヶ口の登山口付近で、4:2017.4.23、三重県・局ヶ岳にて、5:2021.5.3、比良山系、葛川坊村にて、
6:2006.6.4、伊吹山・山頂付近にて、7:2018.4.29、京都北山・廃村八丁にて、8-11:2018.5.26、大峰山系・大普賢岳にて、
12-14:2019.4.13、岐阜県・舟伏山北麓の根尾松田にて、15-16:2021.4.25、長浜市、余呉湖畔〜賤ヶ岳間にて
17-18:2019.4.29、大分県、祖母山にて、19-20:2019.6.16、大峰山系・山上ヶ岳にて、21:2006.5.20、湖南市阿星山で、
22-23:2022.6.12、大峰山系・高山にて
杉林の中の薄暗いところに、春、出てきます。茎のまだら模様がまるでマムシのようなのでこの名が付いたそうです。
2はその感じが少しわかりやすいと思います。そして秋にはまた凄い実が・・・・秋の実へ
1、8-9は、ムロウテンナンショウのようです。特徴は葉は2個で、多くは第2葉は第1葉よりいちじるしく小型で、第1葉にほとんど接するように出ること、
また9のように、付属体(めしべのように突き出る棒)が上部で少し前に曲がり、先端はやや膨らんで緑色であること、など。
2は、ホソバテンナンショウが近そうですが、はっきりと分類できません。
3-5はキシダマムシグサではないでしょうか?仏炎苞は紫褐色で、先は糸状に伸び、筒部の2倍以上の長さになります。
6はヒロハテンナンショウ。葉が1個だけで、その途中に花が咲きます。
7はマムシグサでしょうか?特に特徴がないのが特徴という種で、北海道から九州まで広く分布します。
10-11と19-20は、ホロテンナンショウのようです。仏炎苞は葉より下に付き、先端が長く延び、濃い紫色で3〜4本の白条が目立ちます。奈良と三重の山地にのみ産する希少種です。
12-16は、カントウマムシグサ(ムラサキマムシグサ)の特徴。
17-18は九州、祖母山で見た種類。ヒトヨシテンナンショウでしょう。
21はオオマムシグサの可能性。付属体は太棒状〜根棒状。
22-23は、付属体がややこん棒状で葉が二個。おそらくコウライテンナンショウでしょう。
とにかくこの仲間は区別が難しく、とりあえずマムシグサ、テンナンショウ類としてまとめておきます。
なお、同じテンナンショウ属でも区別しやすいウラシマソウは、こちらへ。