御池岳  Mt. Oikedake (鞍掛峠〜コグルミ谷〜丸山〜鈴北岳〜鞍掛峠) 初秋

鈴鹿山脈の最高峰・御池岳に、初秋の小雨の中をコグルミ谷から登りました。山頂に着いて、期待していなかった眺望が素晴らしく、びっくりしてしまいました。雨の日でもこんなことがあるんですね。鈴鹿はもとより、白山、御嶽山、恵那山まで。下りは鈴北から鞍掛峠に下ってきました。標高1247m。

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山行写真
撮影日:2002/9/29 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: SMC Pentax 50mm F1.4、Tefnon Zoom 28-105mmF3.5 ほか


鞍掛トンネル @
国道306号線・鞍掛トンネルの三重県側です。車が10台ほどとめられます。上の稜線鞍部が鞍掛峠。



コグルミ谷入り口 A
トンネルから国道を15分ほど下ると、コグルミ谷入り口に着きます。この頃はこのように
左岸から山に入っていましたが、2004年の水害以降、右岸から入るようになりました。




コグルミ谷の道
登りはじめの谷の様子です。



苔むす岩
右手の岩がみごとに苔むしていました。岩はほとんどが白い石灰岩。



枯れ沢を登る
少し雨が降っていましたが、沢には全く水がない伏流です。名残の?ヤマビルさんが一匹歩いていました。



天ヶ平(カタクリ峠) B
6合目です。ここで県境稜線を越えて三重県から滋賀県に入ります。



真の谷出合い C
8合目です。このあたりで雨が激しくなり、少し雨宿り。



御池岳(丸山)山頂のカレンフェルト D
ここも苔むしたカレンフェルトがみごと。幽玄な雰囲気でした。



カワチブシ
御池岳〜藤原岳のトリカブト。丸山付近で。このあたりで鹿3頭と出合いました。



ガマズミの実
小雨に打たれて輝いていました。



ゴマナ
秋の御池テーブルランドの定番の白い野菊です。ちょっと寂しげですが…



ゴマナ咲くドリーネ
小さなドリーネは、ゴマナの花盛りでした。



テーブルランドの平原 E
小さな笹とカレンフェルトの平原。幻想的です。



苔の庭
平原の所々に苔だけの部分があります。まさに日本庭園の様相。


鈴北岳 F
鞍掛峠への下りから鈴北岳を振り返る。




MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(篠立)をベースに作成いたしました。

写真後の数字は地図上の数字と対応しています。

山行記録:日時−2002年9月29日、天候−小雨〜くもり。10:50 国道306号線の鞍掛トンネル・三重県側@に駐車し、コグルミ谷出合Aまで15分ほど国道を下る。11:05 コグルミ谷を登り始める。11:55 長命水。 12:30-55 天ヶ平Bにて昼食。 13:20 真の谷出合いC・丸山分岐。ここらで10分ほど雨宿り。14:10 御池岳山頂(丸山)D到着。96年には一二四一米となっていた山頂標が一二四七米に書き変わっていました。 14:20-15:00 山頂から南西に二分ほど移動して休憩&写真撮影(地図の「見晴らし場」)。15:40-16:10 池ノ平、16:15 鈴北岳、17:20 鞍掛峠鉄塔、17:45 鞍掛トンネル駐車地@。

小雨がなかなかやまなかったのに、この眺望。まさに高曇りの典型といった日でした。なお、丸山からの眺望は良くないので、ボタンブチに行かれる方が多いようですが、南西方向に2分も行けば、南〜西はよく見えるところがあります。そこが、写真を撮った場所(地図の「見晴らし場」)です。そして鈴北岳からは白山・御嶽まで。雨の中来た甲斐がありました。御池岳からの眺望へは下のBACKから戻って下さい。