御池岳   Mt. Oikedake (御池谷〜鈴北岳〜丸山(往復))

鈴鹿山脈の最高峰、御池岳。広大なカルスト地形の山上部には、ドリーネが点在し、池も多く、最高峰丸山のオオイタヤメイゲツ(カエデの一種)は「日本の自然100選」(朝日新聞社)にも選ばれています。標高1247m。

山行写真 撮影日:1996/4/29 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: SMC Pentax 50mm F1.4、XR Richenon 135mm F2.8 ほか



鈴北岳付近より最高峰丸山を望む



ドリーネ
カルスト地形の山だけに、山上は起伏が緩く、あちこちに小さい池があります。これが御池岳の名の由来です。



鈴北岳からの最高峰、丸山への道
GWでもまだまだ雪が残っていました。笹が多く、歩きにくいところもありました。



山頂
残念ながら眺望はありませんが、多くの登山者がくつろいでいます。
(※このころ、山頂標高表示は1241mでした。今は1247mに変更済。)



鈴北岳からヒルノコバへの笹原
ここの笹は背丈よりは低いものの、歩きにくかったです。
もう少し行くと、完全に背丈を超える笹に、さらに苦しむことに・・・・






福寿草
ヒルノコバ近くの尾根に福寿草の群落があります。



御池谷へ
ヒルノコバから御池谷の源頭部へ。


山行記録:日時−1996年4月29日、天候−くもり。7:30 彦根発、8:00 国道306号線の最初の左U字カーブで鞍掛橋を渡らず林道を直進、駐車し、御池谷出合まで10分ほど。途中、御池谷で右筋の谷をとるべきところをうっかり左の谷に入り、道を失う。道無き道を源頭部まで登り、ついに笹原に出る。笹を漕ぐこと10分ほど、ようやく鞍掛峠からの登山道と出合い、11:10 鈴北岳頂上、11:30 昼食。13:00 御池岳山頂(丸山)到着。笹漕ぎがきつかったので、ボタンブチまで行く余力無く、13:10 下山開始。14hごろ鈴北岳頂上、15hごろヒルノコバ、17h過ぎ駐車地着。下りは迷わず御池谷コースをとれた。

前年秋の大きな台風の影響か、御池谷は杉の倒木が多く荒れていました。しかし、地図をきちんと確認していけば間違わなかったはず。勝手に、一本谷だと思い込んでいたのが失敗の原因ですね。鈴北岳の大笹原を抜けてヒルノコバ方面に降りたところに、福寿草の群生地があります。一面に咲くその姿は素晴らしいものです。イタヤメイゲツはまだ新芽すらふいていませんでした。

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2005年からこの頃を振り返ると,山頂付近の笹の丈が非常に高かったことを感じます.現在では,鈴北岳付近でも,笹はあまり高くなく,密度もずいぶん小さくなり,歩きやすくなった感が否めません.これは,雨乞岳などでも感じることです.笹に何があったのでしょう??