常楽寺(じょうらくじ・湖南市)































1-2:May. 2000
4-5:May. 2003
3、6-7:Apr. 2009

お寺のデータ

滋賀県湖南市西寺

奈良時代創建の天台宗の古刹で、阿星山の麓にある落ち着いた境内には国宝の本堂(写真1、3、4)と、これまた国宝の三重塔(写真2、5、6)が建っている。現在の本堂は、南北朝時代に再建されたもので、中央には秘仏の重要文化財、木造千手観音坐像が安置されている。前の庭も落ち着いていて素晴らしい。春には桜も美しい(写真7)。寺の後ろ手にはハイキングコースがあり、三重塔をいろいろな方向から眺められる。山門は室町時代に建てられ、運慶の金剛力士像も安置されていたが、慶長6年(1601年)、徳川家康により、三井寺に移築されてしまった。三井寺の仁王門がそれである。常楽寺の現在の山門は、かなり寂しいものになっている。なお、平成15年の春には、秘仏の千手観音座像の公開が行われた。湖南三山の一つ。

国道1号線石部交差点を役場方向に入り、役場前の石部交差点を左折。ここから県道を5分ほど。西寺集落で指示に従って右折。Pあり。

〈国宝〉本堂、三重塔
〈重文〉絹本著色仏涅槃図、木造千手観音坐像、ほか多数



公式パンフレット(2003.5)


湖南三山Map(1/50000)