バッキンガム宮殿とその周辺


セント・ジェームズ・パークの西端からバッキンガム宮殿を眺めたところです。右にあるのが、クィーン・ヴィクトリア記念碑です。間もなく始まる衛兵の交代式を見るためにたくさんの見物客が集まってきています。


バッキンガム宮殿とクィーン・ヴィクトリア記念碑




記念碑のアップです。最初にバッキンガム宮殿に住んだのはヴィクトリア女王でした。バッキンガム宮殿は1762年にバッキンガム公爵の邸宅を王家が買い取ったもので、その後莫大な費用をかけて造改築がなされたそうです。現在の姿となったのが1912年。



クィーン・ヴィクトリア記念碑





衛兵の交代儀式が始まります。まず、白馬に乗った警官に護衛されて、ザ・マル側から近衛兵がやってきました。例の黒くて長い帽子をかぶっています。


衛兵の交代儀式1






ウェリントン兵舎からの近衛兵が楽器を演奏しながら入ってきました。


衛兵の交代儀式2





白馬に乗った女性警官です。なかなか勇ましいです。交代儀式の間じゅう、見物客を整理したり、交通整理をしたりで、そうとう忙しそうでした。



衛兵の交代儀式3




塀の内側の前庭で延々と儀式を終えた後、最後は、当番を終えた近衛兵が演奏しながらウェリントン兵舎の方へ帰っていきます。



衛兵の交代儀式4







近衛騎兵隊も交代です。


衛兵の交代儀式5





衛兵交代儀式も終わり、宮殿前にも静けさが戻ってきます。宮殿の東には広大なセント・ジェームズ・パークが広がります。公園内の池に架かる橋から東を眺めると、ロンドン・アイが見えていました。


セント・ジェームズ・パークからロンドン・アイ





この公園は、ヘンリー8世がホワイトホール宮殿の庭として1532年に造ったそうです。池畔にはたくさんの木が植えられていますが、中でも目立つのがこの柳です。緑が美しいだけでなく、幹の太さもすごいものです。


巨大な柳の木





池の周りにはたくさんの鳥たちが暮らしています。これはペリカン、明らかに野生じゃないです。後ろにはカモメの一群がいます。


池畔の鳥たち








池面にもたくさんの水鳥が浮かんでいます。何種類いるでしょう?黒鳥もいます。黒くて顔だけ真っ白なこの鳥(クート)、日本にはいません。


池面の水鳥





セント・ジェームズ・パークのイメージはだいたいこんな感じです。つまり、池とその周りの木と、そんなに広くない緑の広場。ただ、ほかの公園と違って、鳥の糞が多いので、芝生に座るのは要注意。



この公園のイメージ





さて、バッキンガム宮殿前の人垣も無くなったので、宮殿に近づいてみました。門扉を飾る巨大なエンブレムです。ライオンと一角獣。


門扉のエンブレム





門柱の上に立つ一角獣と、宮殿上にはためくユニオンジャックです。



一角獣とユニオンジャック





冬の夕暮れに撮ったバッキンガム宮殿前のクィーン・ヴィクトリア記念碑です。



冬の夕暮れ1





更に暗くなってくると、上空の雲が赤く染まりました。



冬の夕暮れ2


                                                                         撮影:2003.8〜2004.1
                                                                           Photo by みながわ