ブライトンとセブン・シスターズ  Brighton & Seven Sisters

ブライトンは、ロンドンの真南、ロンドンのヴィクトリア駅からこの電車(ブライトン・エクスプレス)でわずか50分ほどです。でも、南には英仏海峡の海が広がり、夏は海水浴でにぎわうリゾート都市でもあります。

ブライトン・エクスプレス



ロイヤル・パヴィリオンは、放蕩の王子(後のジョージ4世)の夏の離宮として作られたものですが、外観は他のイングランドの宮殿とは全く異なり、タマネギ型の屋根は、ロシアかインドかアラビアの建物のようです。


ロイヤル・パヴィリオン・入り口



東側からのロイヤル・パヴィリオンです。外観はタマネギ型ですが、内部はなんと超豪華絢爛の中国趣味。龍や鳳凰はもちろん、中国風の貴婦人や王族の絵が飾られていました。

ロイヤル・パヴィリオン




ビーチに出てみました。10月も下旬でずいぶん寒いのですが、アウトドアのカフェは日射しを求める人たちでにぎわっていました。頭に円盤を持つ街灯のようなものは、寒い日に暖めてくれるヒーターです。そんなにしてまで、アウトドアにこだわる人が多いようです。



ビーチにて



かなり大きな桟橋が海の真ん中まで延びています。ブライトン・ピアです。先っぽには遊園地があって、ジェットコースターやメリーゴーランドがありました。


ブライトン・ピア



ザ・レーンズは、ブライトンの海岸近くにある石畳のショッピング・ストリートです。細い道が迷路のように続き、車はいっさいは入れません。ネコの写真集にあるブライトンの街角の陶器のネコも、この街で見かけたものです。


ザ・レーンズ




ブライトンから電車で半時間ほど東に走ると、シーフォード(Seaford)という小さな街。今度はここで下車しました。駅から南に歩いて海岸の海水浴場に出ると、東にすごい白亜の海食崖(ホワイト・クリフ)が見えます。シーフォード・ヘッドです。


シーフォード・ヘッド1




シーフォード・ヘッドを登っていきます。左のなだらかさと、右の断崖絶壁が、不思議なコントラストを描きます。そして、あのてっぺんまで行けば、セブン・シスターズが見えるはずです。


シーフォード・ヘッド2




その前に、シーフォードの街の方を少し振り返ってみました。ここも、なだらかな海岸線と突然現れるホワイト・クリフのコントラストが印象的です。

シーフォード・ヘッド3





シーフォードから歩くこと約1時間、ついに最大のホワイト・クリフ、セブン・シスターズが姿を現してくれました。7人姉妹が肩を並べているように見えるので、セブン・シスターズです。たしかに、7つ凸がありますね。


セブン・シスターズ1





この地方独特の牛です。毛が長く薄茶色です。








少しセブン・シスターズの角度がかわりました。一番手前の崖がなかなか豪快です。上をハイカーが3人歩いています。時間があればぜひ行ってみたかったのですが、日も暮れかけてきました。あきらめて、シーフォードに引き返します。


セブン・シスターズ2





ホワイト・クリフの上をシーフォードに戻ります。丘の上はこんなになだらかで、羊たちがのんびり草を食べていました。





                                                                       (撮影:2003.10.25)