ロンドンのその他の建物と街角

これまで紹介してこなかったロンドンの町中の建物、その中身、街角、ちょっとだけお祭・・・・サウスケンジントンから東へと散歩しながら街の見物、そしてこの辺から地下鉄乗ってちょっと郊外へ、最後は再びサウスケンジントンに・・・・といった調子で並べてみました。ほんとは、いろんな日に撮ったものの寄せ集めなんですが・・・・


ロンドンのサウス・ケンジントンにある自然史博物館です。あまりに大きすぎてなかなか全景はカメラに捉えることができません。正面玄関の上半分です。1881年に大英博物館から分離・独立したそうです。


自然史博物館1




正面玄関の下半分。この入口からはいるとすぐに恐竜の骨格標本が迎えてくれます。しかも入場無料と来てるから、何回もお世話になりました。次の写真は恐竜の骨格の一つ、トリケラトプスです。



自然史博物館2







サウス・ケンジントンの自然史博物館の、イグジビション通りを隔てて東側にはヴィクトリア&アルバート(V&A)博物館が、こちらも堂々とした風情で建っています。中のコレクションは、もう凄いとしか言いようのないもので、全世界・全様式・全時代に亘る美術工芸品を500万点以上集めているそうです。ここも基本的に入館は無料です。


ヴィクトリア&アルバート博物館




サウス・ケンジントンからブロンプトン・ロードを北東に向かうと、やがてナイツ・ブリッジ。そこにはこのハロッズなどの百貨店やブランド・ショップなどがわんさかあるようです。



ハロッズ




ナイツ・ブリッジからブロンプトン・ロード、そして名前がかわってピカディリーを北東に向かうと、やがて左手に王立美術院(Royal Academy of Arts)の建物が狭い門の隙間から見えます。門をくぐると、噴水の上がる中庭の向こうに堂々と現れます。この日は、「ラファエル前派展」を開催していました。



ロイヤル・アカデミー・オブ・アート





やがてやってくるのは、ロンドンでも最もにぎやかな場所・ピカディリー・サーカスです。右にあるのはエロスの像。そしてこの大看板は結構様変わりが激しいようです。


ピカディリー・サーカスにて




ギリシャ神話の神エロスをモチーフとしたキューピッド。



夜のエロス像




エロス像のある広場から北西にリージェント・ストリートに入ると、建物が優雅なカーブを描いて曲がっていきます。この先まっすぐ進むと、リージェント・パークに続きます。


リージェント・ストリート





ピカディリー・サーカスの南東にはトラファルガー広場があります。ネルソン提督の像が乗る塔のほかにも、ナショナル・ギャラリー、ナショナル・ポートレート・ギャラリーなどがあります。


トラファルガー広場からナショナル・ギャラリー






一トラファルガー広場とバッキンガム宮殿を結ぶ大通り、ザ・マルの広場寄りにあるゲートがこのアドミラルティ・アーチですこの中央は国王しか通れないそうです。この写真は宮殿側から広場側に向かって。


アドミラルティ・アーチ





再び北上すると、ホーボーン駅の交差点を過ぎ、やがて大英博物館(British Museum)に至ります。このギリシャ神殿風の建物は大英博物館の正面です。このあたりは1840年代に完成したそうです。


大英博物館1






一歩中に入ると、近代的なガラス張りの空間に驚かされます。中心にあるのは2000年に完成した大ホール、グレート・コートです。


大英博物館2






さらに東へ、東へと歩いていけば、ついにシティに入ります。シティは、ロンドン市の中でも特に歴史のある地域で、現在でも金融・保険業などの中心です。それに、ロード・メーヤー(市長、といってもロンドン市長ではありません)がいます。これはシティの行政的なシンボル、ギルド・ホールです。この日はロード・メイヤーズ・ショー(新市長就任のパレード)の出発式のための紅白幕で飾られた小屋がたっていました。


ギルド・ホール





世界最古の中央銀行、イングランド銀行です。前をロード・メイヤーズ・ショーのパレードが進んできました。


イングランド銀行








ロード・メーヤーズ・ショーのパレード1





こちらは、王立取引所。コリント様式だそうです。


王立取引所








この金色の馬車には新しいロード・メイヤーその人が乗っていました。


ロード・メーヤーズ・ショーのパレード2





世界一の保険会社として名高いロイズの本社。なんともいえない奇抜な外観には、あっと驚かされました。4つ並んでいるのはエレベーターの溝。



ロイズ保険





ロイズと目と鼻の先に建築中のガラス張りのビルです。てっぺん近くに作業員がいます。目もくらみそうな高さ・・・・


完成間近の高層ビル





ロイズから新しいビルの反対側、テムズ畔に向かうと、ロンドン大火記念碑、いわゆるモニュメントが聳えています。ここからもう少し東に行けば、いよいよ東の端、ロンドン塔もすぐです。



モニュメント






ここで地下鉄に乗って都心を離れ、郊外に出ます。ハーローには有名なパブリック・スクールのハーロー校があります。その中でも由緒正しき建物の一つ、ヴォーガン図書館です。1860年代に建てられています。



ハーローのヴォーガン図書館




公園のところでも紹介したハムステッド・ヒースの丘の北端に建つ貴族の館です。



ハムステッド・ヒースのケンウッド・ハウス



再び地下鉄で都心へ、サウス・ケンジントンへ戻ってきました。この建物はインペリアル・カレッジの北の玄関です。



インペリアル・カレッジ




同じインペリアル・カレッジ内部にあるクイーンズ・タワーです。



クイーンズ・タワー


                                                                         撮影:2003.8〜2004.1
                                                                           Photo by みながわ