仰木峠から大尾山  Mt. Daibi from Ohgi pass

 比叡山地は、比叡山の北へと徐々に標高を下げていく。横高山767m、水井山794mで少し戻し、仰木峠で573mまで下がるが、その後、小野山670m、大尾山681mで再び盛り上がります。しかし、この後は魚ノ子山552mを経て途中越えに消えていきます。大尾山は「だいびさん」とも、「おおおやま」とも読まれているようですが、梶山や童髯山の別名もあります。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。


ルートマップへ

山行写真
撮影日:2006/6/18 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax *istDS2、レンズ: SMC Pentax DA18-55mm F3.5




林道脇に駐車 @
滝壺神社の少し手前側の道路脇にとめさせていただきました。



滝壺神社の滝壺 A
祭神は闇寵(くらおかみ)大神。道沿いに、この滝壺があります。その上にかかるカエデの木に白い綿のようなものが・・・



滝壺神社の泡 A
白い綿のようなものはよく見ると泡でした。そう、モリアオガエルの卵塊でしょうか。



滝壺神社 A
鳥居と祠がその奥にあります。



ネジキ A−B間
林道を上がっていくと、さまざまな花が迎えてくれます。これはツツジ科のネジキ。



ササユリ A−B間
6月の半ばはササユリも見ごろです。



仰木峠への登り口 B
登山道の入り口です。



仰木峠 C
標高573mの仰木峠です。東海自然歩道の一部なので、道標やベンチがしっかりしています。ここを右折すると大尾山への尾根道です。



尾根上の道(1) D
尾根に乗ると、このような植林中を登ったり・・・・



尾根上の道(2) E
植林の脇の草地を登ったりの繰り返しとなります。



尾根からの水井山 E
振り返ると、南に水井山が見えてきました。



小野山・山頂 F
やがて、標高670mの小野山・山頂です。残念ながら眺望はゼロです。



林道へ G
山頂から東に向きを変えて少し下ると、林道に出ます。1/25000地形図にはのっていない、稜線を走る林道です。



稜線の道 H
稜線上の林道は、稜線のわずかに東を通ることが多いので、本当の稜線上にはかつてからの
登山道が残っています。何回かそちらに入って先を目指しますが、結局林道に吸収されます。




やっと林道を離れて I
林道が終わって、やっとかつての登山道で、大尾山最後の登りにかかります。



大尾山・山頂 J
やがて、三角点(左)のある大尾山の山頂です。琵琶湖方面に少し眺望がありました。



帰りの林道から水井山 K
帰りは、林道を南下し、小野山に向かわずにそのまま林道を下っていきました。
小野山の下りから水井山です。先ほどと違って、前衛峰の左に見えています。




山行記録:日時−2006年6月18日、天候−晴れ。13:45 滝壺神社手前@に駐車後、13:50 滝壺神社A、14:15 林道分岐B、14:20 仰木峠C着、14:25 峠発、14:50 小野山・山頂F、15:00 林道出合G、15:25 大尾山・山頂J着。15:35 山頂発、16:00 林道出合G、16:40林道分岐B、16:55 駐車地@着。

 前日鈴鹿の滝谷山でヤマビルと戯れたので、結構疲れました。この日はその分のんびりと家を出て、2時前から歩き始めました。仰木峠Cまでは、「水井山、横高山」のコースと同じです。でも、前回は真夏だったので、咲いている花は全く違いました。特に、ネジキとササユリがきれいでした。仰木峠Cからは始めて北に向かいました。やがて、小野山F。その後は、稜線上なのに立派な林道が通っていて、びっくりしました。車止めがあるので、一般車は入ってきませんが、こうまでして林道をつける必要があるのでしょうかねぇ?林道を歩くのがしゃくだから、というわけではありませんが、できるだけ旧尾根道を歩こうとしましたが、すぐにまた合流・・・ということを、何回か繰り返しました。大尾山の山頂が近づいてきて、ようやく林道も終わり、静かな尾根道に入ったのもつかの間、まもなく大尾山の山頂Jに着きました。


ルートマップ


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(大原)をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。