比良、霊仙山から蓬莱山へ Mt. Ryozen to Mt. Horai

撮影日:2004/9/20 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: Tefnon Zoom 28-105mm F3.5

比良山系最南部に位置する霊仙山は和邇付近から見上げると、三角形の端正な形をした独立峰のようです。今回は秋分の日とはいえ曇り空の下、和邇の奥、大津市(旧志賀町)栗原の先の林道を拠点に、まず霊仙山に登り、鞍部に下った後、ズコノバンを経て権現山に登り、さらにホッケ山を経て蓬莱山まで行きました。帰りは霊仙山を通らずに下りました。言ってみれば南比良縦走ルートですね。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。

ルートマップ




霊仙山口 @
湖西線のJR和邇駅から西に入る道で和迩ICを越えて栗原集落に入りました。さらに奥に延びる林道を行きます。
やがて、左へ急カーブする地点(直進は地道)があります。ここが霊仙山口。車はここに置きます。標高は440mほど。



林道終点の鉄塔A
左への急カーブを登っていくと、やがて鉄塔があり、林道は終わりです。



鉄塔から見上げる霊仙山と登山道入口 A
鉄塔前から振り返ると、霊仙山の山頂部が見えます。また、電柱の左の入口が、霊仙山への登山道入口です。



霊仙山登山道 B、C
最初は雑木林の中を登りますが、やがて植林が出てきて、その後完全な植林帯を登ります。



霊仙山山頂 D
やがて再び植林が途切れると、まもなく霊仙山の山頂。三角点石標が寂しげに座っていました。



シコクママコナ D
山頂に咲いていました。晩夏〜初秋の花です。



権現山
山頂から少し北に進むと、前方に眺望が開けました。正面が今から登る権現山、そしてその右上に霞むホッケ山です。



最低鞍部 E
やがて霊仙山の下りは終わり、権現山との鞍部となります。標高は約665m。。



ズコノバン F
鞍部から少し登ると、霊仙山口から滝谷沿いに登ってきた道と合流します。ここがズコノバン。



権現山への登り G
最初は主に植林帯を登りますが、勾配が急になってくる頃、笹と二次林の気持ちのいい登りとなります。



権現山・山頂H
標高996mの権現山・山頂です。三角点はありません。左手はアラキ峠を経て折立山、あるいは平への道です。



権現山から見下ろす霊仙山H
山頂から栗原方面を見下ろします。右のピークが霊仙山。その稜線の端に、先程の鉄塔Aがかすかに見えます。



権現山からホッケ山 H
北東方向には、ホッケ山のピークが。



ホッケ山・山頂 I
ホッケ山の山頂に着きました。



ホッケ山から蓬莱山 I
そしてホッケ山から北を望めば、今日の目的地、蓬莱山です。



近づく蓬莱山 J
小女郎峠J近くからの蓬莱山です。山頂のリフト降り場がはっきりと見えてきました。



蓬莱山・山頂三角点 K
山頂はリフトで観光客がたくさん来ていました。そんな中、一等三角点があります。



蓬莱山山頂から武奈ヶ岳とコヤマノ岳 K
山頂は冬はスキー場のため、きれいな芝生の草原です。その先に、比良の主峰・武奈ヶ岳(左)とコヤマノ岳です。



蓬莱山山頂からの小女郎ヶ池 K
小女郎峠の西にある小女郎ヶ池です。悲しい伝説の残る池。



キタヤマブシ J
帰途、小女郎峠で見つけました。トリカブトの一種です。



リンドウ
そして、秋の花リンドウも縦走路のあちこちに咲いていました。



比叡山 H
帰途少しガスが晴れてきました。権現山の山頂から、比叡山系がきれいなグラデーションで現れました。
一番奥が比叡山。手前左に三石岳、右に水井山。



ズコノバンから直進の道 L
急な下りで、滝谷に下っていきます。


山行記録:日時−2004年9月20日、天候−曇り。10:30 霊仙山口@に駐車、10:40 鉄塔前、登山道入口A、11:20-35 霊仙山山頂D、12:00 ズコノバンF、12:30-12:55 権現山山頂Hにて昼食、13:20-35 ホッケ山山頂I、13:55 小女郎峠J、14:15-30 蓬莱山山頂K、14:50 小女郎峠J、15:10-15 ホッケ山山頂I、16:10 ズコノバンF、16:35 L、17:00 霊仙山口@着。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(花折、比良山)をベースに作成いたしました。