湖南アルプス・堂山 Mt.Doh in Konan-Alps Region


 湖南アルプスの堂山は、標高わずか384mですが、かなり急峻な岩山で、ちょっとスリルもあり、眺望も雄大で、登ってみるともっと標高のある山のように感じます。天神川側から登るルートが一般的ですが、今回はそちら側からすると裏側の、新免(しんめ)の集落から登って、天神川に下る周回ルートで回ってみました。真冬の快晴の日でした。写真タイトル後の番号は、ルート・マップの番号と対応しています。


ルートマップ


撮影日:2013/1/12 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5


大戸川近くから見上げる堂山
大戸川近く、ほぼ北西から眺めた堂山です。ここからはあまり岩山という感じはしませんが・・・



新免のバス停 @
須賀神社の大きな駐車場にとめさせて頂いて、バス停まで来ました。石山から毎時一本は来ています。ここで東に曲がります。



新免バス停からの堂山 @
バス停のすぐ先から。



向面池からの堂山 A
少し行ったところに池があります。そのほとりから。ほぼ中央の尖った峰が山頂のようです。



新宮神社 A-B間
神社の前を通り、さらに進みます。



大きな広場 B
道の終点に、大きな広場がありました。周囲は金網柵で囲われています。



山への入口 B
一番奥、金網柵に入口がありました。登山者に、獣害対策なので開けたら必ず占めてください、と書かれています。



そのすぐ先の尾根上 C
入口を閉めて登っていくと、一分ほどで尾根の上に出ました。そこにこのような道標が。右は新免バス停、左は堂山、鎧ダム。



尾根道を進む C-D間
はっきりとした尾根道が続きます。右前方から岩肌が近づいてきます。



岩峰の前で D
正面尾根上はあのような岩で、ちょっと通れそうにありません。この先で、尾根を外れて、右にトラバースしていきます。



右隣の尾根 E
ルートは一つ右の尾根に取り付きます。こちらも結構岩だらけですが、まだなんとか登れます。



尾根に乗る E-F間
先ほどの一つ右の尾根に乗りました。傾斜も緩くなり、ほっと一息。赤いテープも見えています。右に山頂の一角が見えてきました。



その先の道 F



眺望 F
Fあたりからの眺望です。琵琶湖の南湖。その後ろは比叡山です。左端は音羽山。



よく滑る道 G
砂礫の道が続きます。ずるずるとよく滑ります。手で岩をつかんでいけば大丈夫です。



主稜線に出る H
Hで主稜線に乗り、鎧ダムからのルートと出合います。



主稜線の登り I
きつい登り。トラロープをつけてくれています。



笹間ヶ岳 I-J間
左手には湖南アルプスの峰々。まずこれは天神川谷を挟んで南西方向の、笹間ヶ岳433m。



矢筈ヶ岳 I-J間
同じく南東方向には矢筈ヶ岳562m。特徴ある形なので、どこからでもわかります。



太神山 I-J間
そして、その左手に湖南アルプスの盟主・太神山600mです。



近づく山頂? I-J間
山頂かな?と思いましたが、登ってみると、一つ手前の峰。山頂はもう一つ奥でした。



山頂にて J
上の峰を一回下って登りかえすと、やっと山頂です。コンクリートで囲われた内部に、金属製の測量票がありました。



大津市の水準点 J
三角点かと思って砂を払うと、大津市の一級基準点、三級水準点と書かれていました。じつはこの山頂にはかつて
三等三角点「森村」があったのですが、国土地理院によるとこの点は「亡失」状態らしいです。どこへいったんや??




五味谷への下り K
直進して、五味谷、そして天神川へと下ります。



大堰堤 K
左を見下ろすと、五味谷に大きな堰堤が見えます。あれを目指して下ります。



振り返る山頂 L
しばらくは尾根を下ります。Lあたりから振り返る山頂です。



大堰堤 L-M間
さっき見下ろした大堰堤の下に出ました。大きいです。この谷が五味谷です。



五味谷沿いの道 M
しばらく川沿いを下ります。



天神川を渡る N
天神川の川原に出てきます。先にあるあの飛び石を伝って渡りました。


山行記録:日時−2013年1月12日、天候−晴れ。13:25 須賀神社の駐車場に駐車し、参拝後歩き始める。13:28 新免バス停@、13:38 向面池A、13:46 広場Bの奥のゲート、13:47 尾根上C、14:29 主稜線H、14:53 堂山・山頂J着。休憩後、15:05 山頂発、15:38 天神川渡渉N、16:18 須賀神社着。

真冬とは思えないようなうららかな日でした。この年初めての山歩きは午後からの行動となりました。3時間たらずの周回ルート、午後のちょっとしっかりとした散歩にいいコースです。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(瀬田)をベースに作成いたしました。