金毘羅山、翠黛山  Mt. Konpira & Suitai

 京都・大原を見下ろす「大原三山」は、金毘羅山、翠黛山と焼杉山の三つの山です。焼杉はこの前の年に周回したので、今回は金毘羅山と翠黛山。ごく一般ルートでのんびりと周り、最後は紅葉見物でごった返す寂光院に下りました。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。


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山行写真
撮影日:2013/11/23 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5



里の駅付近から見上げる比叡山 P-@間
秋の観光シーズンの真っ盛り、大原は車をとめるのに苦労します。この日は三千院方面へ入ったあたりの有料Pに空きがあり
ました。そこから高野川を渡って、里の駅の前辺りから見上げる比叡山です。江文神社まで、舗装道を歩いていきます。




金毘羅山 P-@間
江文峠への府道から見上げる金毘羅山です。三角点のある山頂は見えないようです。でも、その北東にある
最高点(574m)が右寄りのピークです。中央あたりにロッククライミングのゲレンデも少し見えています。




江文神社入口の石碑 @
府道から東海自然歩道が右に折れるところに石碑があります。ここを右へ。



江文神社 A
神社の参道を進むと、東海自然歩道は途中で左に折れますが、さらに直進して神社に入ります。



登山道入口 Aの少し西
神社でお参りを済ませ、少し西の山際を探すと、山に入っていく道がすぐ見つかります。



石段の道 B
山腹の急登道で、急なところには石段があります。



尾根の左を登る C
しばらくは急登が続きますが峠状のところで尾根に乗り、尾根道に。でも、すぐに尾根芯は右にはずれ、尾根の左山腹の道となります。



琴平新宮社 D
やがて江文峠からの道を左から交え、その先で琴平新宮社に入ります。落ち着いた佇まいです。



再び急登 D-E間
琴平新宮社から再び急登となり、尾根を目指します。



尾根との合流点 E
尾根に乗ると、看板がロッククライミングゲレンデに誘います。ちょと寄り道。



ロッククライミングゲレンデ F
尾根をしばらく下ってから西への支尾根を少し下ると、ゲレンデに出ました。ちょうどグループで下降の練習をされていました。ここは確かに見晴らしも最高です。



水井山と横高山 F
大原の町並みと比叡山地の峰々がきれいです。正面は水井山794m。右が横高山767mです。



東の山頂直下 G
尾根に戻り、登り返してしばらくいくと、分岐に出ます。案内の看板にしたがってまずは三角点のほうに。



大尾山 G



小野山 G
Gからは東に大尾山681m、小野山670mがきれいに見えました。



三壺大神 Gのすぐ上
Gから少し登ったところにある広場には三壺大神という石柱と建物の残骸があります。このあたりが金毘羅山の最高点(標高574m)で、三角点より1.5mほど高いようです。



天ヶ岳 G-H間
そして、少し三角点のほうに進むと、北に紅葉を纏った天ヶ岳788mの姿が。後方には花脊の大鉄塔も。



三角点山頂 H
しばらく尾根を南西に歩くと、三等三角点のある山頂に着きました。点名は「根王」、標高は572.65mです。



京都を見下ろす I
三角点からGに戻り、さらにさっきの看板にもある行き止まりの道をほんの少し南西に向かうと、祠の広場があり、そこからの眺望もなかなかです。



瓢箪崩山 I
南には瓢箪崩山532m。三角点のある山頂は、最遠方の左寄りです。



比叡山 I
そしてその左に比叡山。左が大比叡848m。右が四明ヶ岳838mです。



生駒山 I
京都の町をこえて、南南西にはるか、生駒山642mの姿も。



翠黛山への尾根 J
再びGに戻り、今度は翠黛山に向かいます。最初は尾根を外れて右に下り、鞍部付近で尾根に復帰。



翠黛山の山頂 K
やがて翠黛山の山頂に着きます。なお、寂光院に下るだけなら、手前の分岐で右に折れて、翠黛山の山頂をパスすることもできます。



寂光院への下り K-L間
向きが東〜南東に変わる尾根を下ります。



左折のポイント L
Lで左折して左の尾根に入ります。ここを直進すると野村町方向に下れるようですがどんなルートかは知りません。直進しないように倒木が置かれています。



焼杉山 M
左手に焼杉山717mを見ながら下ります。



寂光院への道 N
やがて、野獣被害防止用の柵の扉を通過し、明るい杉林を下ります。



ここから出てきました O
消防団の器具庫の横から寂光院への観光客でごった返す道に出ました。1/25000地形図の破線ルートとはかなり違います。



寂光院の紅葉 P
拝観券を買うだけでも長い列に並んでかなり大変でした。でもさすがに紅葉がきれいです。



水井山 Q
Qあたりからの姿です。



金毘羅山 R
そして、最後はRあたりから見上げた金毘羅山です。


山行記録:日時−2013年11月23日、天候−晴れ。11:45 三千院方面に少し入ったPに駐車して出発。12:03 @、12:10 江文神社Aから入山、12:36 琴平新宮社D、12:45 尾根E、12:49 ロッククライミングゲレンデF着。休憩後、12:55 同所発、12:59 E、13:07 G、13:15 金毘羅山・三角点山頂H着。昼食後、13:28 山頂発、13:36Iで眺望を楽しむ、13:59 翠黛山・山頂K、14:12 尾根左折L、14:39 寂光院の参道に出るO、このあと寂光院参拝等の後、15:50 駐車地P着。

午前中は近くにある古知谷阿弥陀寺に紅葉狩りに出かけていたので、出発はお昼前になりました。でも整備されたいいルートなので、余裕で周回できました。AからOまではロッククライミングゲレンデを見学しても2時間半程度でまわれました。危険箇所は特に無しです。翠黛山から寂光院への下りが、他の区間に比べて表示が少ないようには思いましたが、要所要所にはつけてくれているので、迷うことは普通無いと思います。寂光院の人出には驚かされました。でもさすがに紅葉は素晴らしかったです。


ルートマップ


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(大原)をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。