オトギリソウ (オトギリソウ科オトギリソウ属)





























1-2:2010.8.1、米原市・山室にて、3:2014.7.30、札幌市、北大植物園にて(植栽)、4-5:2017.8.27、鈴鹿山脈・釈迦ヶ岳にて、
6:2017.9.3、比良山系・ホッケ山にて、7:2018.6.30、三上山にて

夏、登山道などで黄色い花が目立つオトギリソウ。漢字で書くと弟切草という物騒なものです。
昔鷹匠が、この植物が秘薬であるという秘密を漏らした弟を斬ったという恐ろしい話から付いた名前だそうです。
本種は花の直径が約20mmあり、この属では一番大きく、花弁に黒線と黒点があります。
また、葉の形は狭い三角状卵形〜狭長楕円形で、先は鈍形、基部は円形、やや茎を抱くのが特徴です。
低山や湿地、田んぼにはコケオトギリサワオトギリヒメオトギリ、高山にはシナノオトギリ、イワオトギリが分布します。
ただ、いずれも区別は相当難問です。葉や花弁の黒点や明点が識別ポイントです。