藤原岳は、鈴鹿の中でももっともポピュラーな山の一つです。花の多いことでも有名で、藤原岳のフクジュソウは「花の百名山」にも取り上げられ、さらに多くの登山客が訪れています。登山道は整備されていますが、麓のいなべ市藤原町からいきなり急激にせり上がっているので、なかなか急登のコースです。標高は一般に山頂とされている展望丘が1140mですが、御池岳寄りの天狗岩(1171m)などさらに高所があるので、いろんな表示があります。
今回は三重県いなべ市藤原町側からのコースとして最もポピュラーな、聖宝寺道を登って大貝戸道を下るルートをとりました。
山行写真
撮影日:2002/4/13Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: SMC Pentax 50mm F1.4 ほか
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山行記録:日時−2002年4月13日、天候−晴れのち曇り。国道306号線鞍掛峠通行止のため、急遽関ヶ原をまわることとなり予定が大幅に遅れる。10:55 翠嵐荘近くの駐車場発、(聖宝寺道経由)12:05 5合目、13:00 8合目、14:00藤原山荘、昼食、14:45山荘発、15:00山頂着。15:30山頂発、(大貝戸道経由)17:30神武神社、18:00駐車場着。
登りは聖宝寺道、下りは大貝戸道というお決まりのパターン。やはり午前中にお花畑を通るにはこれがベストでしょう。多賀大社の脇から306号線で鞍掛峠を越えようとしたら、なんと「通行止」の表示。もう雪も無いはずなのに・・・・とにかくこういう表示はもう少し遠くから出してほしいものだなどとぼやきながら、関ヶ原をまわって藤原へ。結局11時前にようやく登りはじめました。いきなりの階段、続く1合目からの急登に、早くも汗が噴出します。このあたりの聖宝寺道はかなり急な斜面をつづら折れで登っていきます。2合目あたりには鉄パイプの手摺も。3合目、沿って登っていた小谷の水も無くなり、涸れ谷を登ります。4合目〜5合目、植林帯に入り、急登は続きます。左に回りこむと突然植林が消え、潅木帯に入ります。と同時に、足元にさまざまな花が咲き始めます。特にカタクリが目を引きました。6〜7合目、別な涸れ沢の右岸を登ります。ミヤマカタバミとヒロハノアマナがかわいい。8合目、大貝戸道と合流します。9合目にかけてフクジュソウの大群生。やがて藤原山荘前の広場に出ます。山頂(展望丘)はもう目の前。山頂からは360度のパノラマ。この日はあいにく濃いめの靄がかかっていましたが、それでも御池岳、静ヶ岳と銚子岳、竜ヶ岳はすばらしかったです。