日本コバ(藤川谷ルート往復) Mt. Nihon-Koba
鈴鹿山脈に源を発する愛知川が、鈴鹿山脈から平野に抜け去る直前にある永源寺ダム。そのダムと湖東平野を隔てる山々の中の最高峰が日本コバ934mです。ダムから見るとその異様なほど山頂部の平たい形が、逆に印象的です。当然、鈴鹿の主稜線からは西へ遠く離れているため、登山者は少なく、静かな山旅が楽しめますが、多少のブッシュやクモの巣は覚悟です。今回は、藤川谷道を登り、同じルートで下ってきました。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。
山行写真
撮影日:2001/9/23 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー:Pentax KX、レンズ:Tefnon Zoom 28-105mmF3.5
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山行記録:日時−2001年9月23日、天候−晴れ。9:30 蓼畑(如来堂)登山口@発、11:50 日本コバ山頂F着。12:30 山頂発、14:10 蓼畑(如来堂)@着。
(2001年の情報です。今はすこし変わっていますのでご注意を!)藤川谷の道は、最初非常に良く踏まれてしっかりしているのですが、これはすぐ先の神社までで、その後は、なかなかワイルドな道が続きます。9月下旬はススキとクモの巣が手強い相手でした。踏み跡と時折あるテープを頼りに、高度をかせいでいきます。最初西に向かっていた谷は徐々に北向きに変わって、やがて流れを右に渡ってD炭焼釜跡を過ぎると、岩場に飛び出します。これを急登すると「岩屋」E。振り向けば静ヶ岳と竜ヶ岳が仲良く並んでいます。傾斜は緩くなり、馬酔木の林を行くと、右手から政所からの道も合流し、湿原に入っていきます。傾斜は益々緩くなり、尾根なのかそうでないのかよくわからない状態です。山頂部は台地状になっており、上に行くほどなだらかという、この山の個性が感じられます。そうしているうちにやがて木の切り開かれた山頂Fに導かれます。この日は好天の祝日(秋分の日)にもかかわらず、山で出会った登山者は2組、4人のみ。そんな静けさの山です。