御池岳  Mt. Oikedake (鞍掛峠〜コグルミ谷〜丸山〜ボタンブチ往復〜鈴北岳〜鞍掛峠) 晩秋

2002年9月に歩いたコグルミ谷からの鞍掛峠へのルートを、今回は紅葉を求めて晩秋に登りました。2005年11月3日、下界はまだ菊の咲く頃ですが、御池岳の上部ではもう晩秋です。この日も小雨。どうもこのところ御池に登ると小雨という巡り合わせから脱却できませんでした。そこで、2006年、リベンジにと、同じ11月3日に同じルートを登りました。今回の空、そして紅葉は最高でした。年の区別は、写真番号の後ろに書いています。

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山行写真
撮影日:2005/11/3 & 2006/11/3 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax *istDS2、レンズ: SMC Pentax DA18-55mm F3.5


国道からの焼尾山 P−@間(2006)
307号線の鞍掛トンネルからコグルミ谷入口へと下る国道から、峠方向を振り返ると、右に焼尾山です



コグルミ谷下部 @(2005)
コグルミ谷入り口は相変わらず荒れており、谷の右岸から入る状態です。でも少し登ると、こんなしっとりした風景が。



コグルミ谷の道(2005)
河床は石灰岩だらけです。



クルミの木(2005)
サワグルミの木が増えてきました。でもこのあたりは紅葉はまだまだ。



色づく木(2005)
この木はずいぶん紅葉していました。



長命水にて A(2005)
今日は水が良く出ています。手前の看板には
「霊験あらたか長命水/一口飲んで疲れをとばし/二口飲んで一才若返る」とあります。
あっ、同じことを藤原岳の所にも書いてますね^^




黄色の紅葉 B(2005)
コグルミ谷を離れ、山腹の道に入ったあたりで綺麗に色づいた葉が増えてきました。
この写真は縮小版ですが、画像クリックでフルスケール画像が見られます。
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カタクリ峠にて B−C間(2006)
最初の紅葉はカタクリ峠で迎えてくれました。



スギゴケ(2005)
石灰石にはたくさんの苔が生えてしっとりしています。



オオイタヤメイゲツの紅葉 C(2005)
七合目付近。オオイタヤメイゲツの純林は丸山周辺が有名ですが、この日は上はもう散ってしまってました。
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真の谷出合い前の山腹で B−C間(2006)
カタクリ峠からほぼ平坦な道を進み、その後少し登りなおして稜線に出たあたりのオオイタヤメイゲツです。最高の色合いでした。



真の谷出合い D(2005)
8合目です。このあたりで雨が激しくなり、少し雨宿り。



九合目付近にて E(2005)
このあたりまで登ると、紅葉というよりむしろ枯れ葉の世界です。
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同上(2005)
でも、枯れ葉の絨毯もなかなか素晴らしいものです。


御池岳(丸山)山頂近くのカレンフェルト(2005)
ここも苔むしたカレンフェルトがみごと。幽玄な雰囲気でした。



静かな丸山・山頂 F(2005)
今日は祝日なのに、天候のせいか、山頂は静かです。



にぎやかな丸山・山頂 F(2006)
去年とは一転、すばらしくにぎやかな山頂です。天候だけで、こんなに変わるんですね。




ボタンブチへ向かう G(2005)
霧が濃くなってきました。ボタンブチに急ぎます。



ボタンブチの断崖 H(2005)
霧のボタンブチは、谷から上がってくる風で冷え切っていました。



ボタンブチの断崖 H(2006)
同じボタンブチのちょうど一年後です。風もなく、穏やかに晴れてくれました。左手は滝谷山です。



ボタンブチから南西を見下ろす H(2005)
御池川方向・丁字尾根を見下ろすと、山全体の紅葉に圧倒されました。
この写真は縮小版ですが、画像クリックでフルスケール画像が見られます。
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天狗堂 H(2005)
ガスの切れ目から、丁字尾根の向こうに天狗堂が見えました。



天狗堂 H(2006)



竜ヶ岳、静ヶ岳、銚子岳 H(2006)
中央遠方から、この順に並んでいます。さらに遠方右端は釈迦ヶ岳。



幸助の池 H(2006)
ボタンブチのすぐ南にあります。


幻想的な樹林 (2005)
ガスが濃い日の御池テーブルランドはほんとに幻想的です。



真の池 (2006)
丸山と鈴北岳の間にあります。



日本庭園付近で (2006)
鈴北岳の手前、日本庭園と呼ばれているあたりから、稜線を見上げます。広々としたカレンフェルトは爽快です。



冷川谷の頭と荷ヶ岳 I(2006)
鈴北岳から県境稜線を少し下ったあたりから。手前が荷ヶ岳。



県境尾根から振り返る山腹 I(2005)
このあと、雨が強くなったので写真は撮れませんでした。ようやく県境尾根を
鞍掛峠に向けて下り始めると、雨が上がりガスが消えてきました。




ガマズミの実と茶野 I(2005)
西に茶野が姿を現しました。



高室山とザラノ J(2005)
鞍掛峠の鉄塔下まで下ってきました。西に高室山(左)とザラノ。



鞍掛峠のお地蔵様 K(2005)



鞍掛峠の紅葉 K(2005)





MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(篠立)をベースに作成いたしました。

写真後の数字は地図上の数字と対応しています。

山行記録:日時−2005年11月3日、天候−くもり〜小雨〜くもり。9:30 国道306号線の鞍掛トンネル・三重県側に駐車し、コグルミ谷出合まで15分ほど国道を下る。9:45 コグルミ谷を登り始める。10:35 長命水A。 11:20 天ヶ平、 11:55 真の谷出合いD・丸山分岐。12:30 御池岳山頂(丸山)F到着、12:50-13:20 ボタンブチにて休憩。13:30 丸山山頂F、14:25 鈴北岳、15:50 鞍掛峠鉄塔J、16:05 鞍掛峠K、16:45 鞍掛トンネル駐車地(三重側)。
2006年11月3日、天候−晴れ。8:55 国道306号線の鞍掛トンネル・滋賀県側に駐車し、コグルミ谷出合まで15分ほど国道を下る。9:25 コグルミ谷を登り始める。10:15 長命水A。 10:55 天ヶ平、 11:35 真の谷出合いD・丸山分岐。12:10 御池岳山頂(丸山)F到着、12:40-13:10 ボタンブチにて休憩。13:20 丸山山頂F、13:55 鈴北岳、14:55 鞍掛峠鉄塔J、15:05 鞍掛峠K、15:20 鞍掛トンネル駐車地(滋賀側)。

なお、コグルミ谷の状況は、「鞍掛峠から藤原岳・天狗岩」にも、もう少し詳しく書きました。

(2005)今日は紅葉目当て、と割り切ってコグルミ谷に入りましたが、紅葉もほんとは青空の下が写真写りも一番良く、山頂に近づくとガスが濃くなり、小雨も降りだして、撮影も苦労しました。でも、ボタンブチからの紅葉はあっと息をのむほどの素晴らしさで、これだけでも登ってきた甲斐がありました。
(2006)その、念願の青空のもと、御池に登ることができました。紅葉のタイミングも、山頂部を除いて、ドンピシャだったかも。