高取山   Mt. Takatori

犬上川が鈴鹿山脈から近江盆地に流れ出すところ、その南側に八尾山と高取山があります。さらにその南には宇曽川が流れています。高取山の北麓には、「たかぴ〜の森」と呼ばれる多賀町の高取山ふれあい公園があります。この日は朝から、金剛輪寺で紅葉撮って、その後青竜山から降りてきてまだ時間があったので、ふれあい公園からピストンで山頂に急ぎました。通常の山頂のみならず、南側にある最高峰(約640m)にも立ち寄りました。写真の番号は、ルート・マップの番号と対応しています。

今回のルート・マップへ

周囲からの高取山へ


山行写真
撮影日:2004/11/28 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: Tefnon Zoom 28-105mm F3.5



くすりの道 @
高取山ふれあい公園の管理棟の脇の舗装道をまっすぐ登り、くすりの道の入口から山道に入りました。
紅葉が進み、きれいな秋色の林が続いています。



高取山ふれあい公園の歩道案内図 A
公園の中には、たくさんのコースが作られています。右の濃い緑のところが公園の管理棟などがあるところ、
左端の
が高取山山頂です。この図は右が北。はなの道とどんぐりの道の合流点にて。



どんぐりの道、上部 B
どんぐりの道を上がっていくと、所々できれいな紅葉と出会います。



高室山 B
ここから、北方向の眺望が広がります。正面には犬上川谷を隔てて高室山。左遠方に霊仙山。



霊仙山 B
その霊仙山をアップで。その右には鍋尻山、左はヒヨノ。



本堂山 B
北西方向には本堂山。その右に青竜山。どちらも近江平野からすぐの山です。



たかとりの道 C
たかとりの道に合流し、いよいよ山頂が近づいてきました。



山頂 D
白いポールの建つ高取山の山頂です。山頂といっても、ここはまだ標高616m。
尾根づたいの南(右)に、最高峰の南峰・640mがあります。そちらに向かいます。



尾根上からの南峰 E
山頂から南峰に向かう尾根から、南峰の山頂です。まだ道は少し頼りないですが、
南峰に近づくにつれて、はっきりとしてきました。



鞍部 F そして頂上直下 G
上は、鞍部の尾根です。踏み跡がはっきりしてきました。下は、南峰の山頂直下。昔はかなりの
利用があったのでは、と思える溝状の道になってきました。いまはほとんど誰も歩かないのですが・・・。




高取山・南峰、山頂 H
標高640mの山頂です。職場の窓からいつも眺めていながら、今日初めてやってきました。
なんだか不思議な気分です。三角点はありませんが、赤いポール、そして「向山」の山頂標もありました。
ここは雑木に囲まれていて眺望はすっきりとはいきませんが、木が落葉している秋なので、枝の合間から周囲の山が楽しめました。



アカイシ H
西に、アカイシ。左端あたりが山頂でしょう。その右のギザギザは762m峰。どこが山頂かはっきりしませんが・・・
手前の鉄塔のある尾根は、アカイシと高取山を結ぶ尾根です。




サンヤリ〜天狗堂〜静ヶ岳〜竜ヶ岳 H
アカイシの左です。松の木の左にサンヤリ。中央に天狗堂。その右には静ヶ岳と竜ヶ岳。



押立山 H
宇曽川谷をはさんで、押立山です。


山頂と南峰山頂 I
下り道、振り返ると、山頂(左)と南峰(右)がツインピークを形成していました。




紅葉 I
日が傾いて夕日になってきたので、紅葉が徐々に印象的になってきました。




八ツ尾山 J
帰りはどんぐりの道を最後まで下りました。一箇所だけ、右手に八ツ尾山がきれいに見える場所がありました。





MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(百済寺、高宮)をベースに作成いたしました。


山行記録:日時−2004年11月28日、天候−晴れ。14:25 高取山ふれあい公園Pに駐車して出発、くすりの道、はなの道、どんぐりの道を経て、14:55 たかとりの道合流点、たかとりの道を経て、15:10 山頂(616m)D、15:20-15:30 南峰・山頂H、15:40 山頂D、たかとりの道を経て、15:55 どんぐりの道入口、16:15 どんぐりの道を経て駐車地P着。

 朝から金剛輪寺の紅葉を撮影し、午後は青竜山に登った日、まだ懲りずに高取山に登りました。この山は職場の窓から毎日眺めています。その「山頂」には、以前八ツ尾山から縦走してきて立ちましたが、そのとき南に、さらに高いピークがあることに気づきました。1/25000地形図で調べても、通常言われている標高(610m、あるいは616m)よりも高い640mの点がすぐ近くにありました。それが、南峰です。これまでなかなか登る機会がなかったのですが、この日残った時間で、急ぎ足でピストンすることにしました。まず高取山ふれあい公園に車をとめます。200円の入場料が必要です。最初は管理棟からまっすぐに登っていく舗装道を歩き始めましたが、右手にいい稜線が出てきたので、くすりの道、はなの道というのを利用して、稜線に乗りました。稜線上には、どんぐりの道というルートが通っていました。とにかく、よく整備されていますので、安心して登っていけます。やがて、後方に高室山、霊仙山などの眺望が広がります。また、紅葉もあちこちで楽しめました。やがて、たかとりの道に入り、山頂着。山頂には、旗を揚げるような白いポールと、「高取山山頂616m」という標識が立っていました。さて、少しだけ戻って右手に踏み跡らしきものを見つけました。その先には、木々の隙間から南峰が見え隠れしていましたので、方向的に迷うことはありません。踏み跡など気にせず杉の植林下を歩いていくと、徐々に尾根らしくなってきて、踏み跡もはっきりしてきました。鞍部に着く頃には、はっきりとした道に、さらに登りにかかると、溝状の道になりました。藪漕ぎ覚悟でこんなルートを想像すらしていなかったので、驚きました。そんなわけで、あっさりと南峰にたどり着きました。


周囲からの高取山(詳しくは、滋賀の山、山姿写真集へ

平柳より


宇曽川ダムより



秦荘より



彦根より