霊仙山   Mt. Ryozen [2005.4.9 落合〜今畑〜笹峠〜近江展望〜最高峰〜山頂〜汗フキ峠〜落合]

 今回は、落合のはずれに駐車し、今畑の廃村から登りはじめ、笹峠、フクジュソウ咲く西南稜を経て最高点に登り、三角点のある山頂に寄って汗フキ峠に下り、落合へと戻る周回ルートをとりました。霊仙三回目にして初の西南稜ルートです。フクジュソウがちょうど見頃で、最高の状態でした。また、もう少し下にはミスミソウとニリンソウの競演も見られ、さすがは花の山・霊仙と納得しました。

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ミスミソウ、フクジュソウはこちらへ

山行写真
撮影日:2005/4/9 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: Tefnon Zoom 28-105mm F3.5 ほか




多賀大社近くから見上げる霊仙山
多賀大社の手前で、麦畑の上に目指す霊仙山が大きくなってきました。右から一気に上がっている
稜線がこれから登る西南稜です。途中の角張ったところが近江展望。




今畑口の登山口 @
落合のはずれにある、今畑集落(廃村)への登り口です。ここが西南稜への登山口。すぐ脇の車道に駐車できます。



今畑のお寺 A
今畑は廃村ですが、何軒かのお宅は住める状態できれいに保持されています。お寺もこのように往時のまま。



今畑−笹峠間の登山道T A-B間
廃村から少し登っていくと、道はこのような深い掘り割り状となります。かつて、そうとうな数の通行人がいたのでしょう。



見上げる西南稜
笹峠が近づくと、目の前に時折西南稜が大きく姿を見せます。



今畑−笹峠間の登山道U A-B間
徐々にカレンフェルト、つまり石灰石のころがる場所となってきました。笹峠はもう目の前です。



笹峠 B
笹が茂る笹峠です。後方(南東)には、コザト830m。



峠の上の倒木帯 C
笹峠の上には杉の倒木帯が拡がっています。かつては杉林だったところが徐々に草原化しているようです。



笹峠、倒木帯を見下ろす D
西南稜の登りにかかってきました。振り返れば笹峠と倒木帯が小さくなってきました。背景は芹川谷を隔てて鍋尻山。
このあたりからミスミソウ、ニリンソウが咲いていました。ミスミソウは、こちらへ



残雪の御池岳 D-E間
振り返れば、御池岳の勇姿です。一つ手前には横根山(ヨコネ)。



近づく近江展望 D-E間
あの斜面の上が近江展望です。



近江展望にて E
急な斜面が終わり、なだらかになります。近江展望です。正面には左から南霊岳、山頂、最高峰。



近江の眺め E
さすがに近江展望というだけあって、下界がよく見えます。これは湖北方面。右の湾入部が長浜の街。
その後の出っ張りは姉川の河口です。その左に竹生島が浮かんでいます。雪化粧しているのは、江若国境・野坂山地の山々。




フクジュソウの大群落 F周辺
群落はこんな感じです。踏まないように気をつけないといけないぐらいいっぱい咲いてました。
フクジュソウはこちらへ



冬枯れの山肌 F-G間
山肌は広葉樹が芽吹く前です。柔らかいビロウドのようで、なんともいえずきれいです。



最高峰から山頂方面 G
雪の模様の上に、たくさんの人影の見えるのが、三角点のある山頂です。このあたりは所々
に白い石灰石のあるカレンフェルトです。左下には琵琶湖。彦根から近江八幡あたりです。



汗フキ峠への下り



汗フキ峠 H
右に下れば榑ヶ畑ですが、今回はここを落合方向に左折します。



汗フキ峠・落合間 I
谷沿いの道です。道が狭く斜めになって滑りやすいところが多かったので、困ってる人もいました。


落合 J
ここも廃村で、常時住んでおられる方はいないようです。


山行記録:日時−2005年4月9日、天候−快晴。10:20 落合手前の今畑口に駐車後、登山口@より歩き始める。11:10 笹峠Bを経て西南稜に取り付き、12:15近江展望E。食事後、12:35近江展望発、1345-14:15 最高峰G、14:25-35 山頂、15:15 汗フキ峠H、16:00 落合J、16:05 駐車地@。なお、当日は芹川谷の車道が、河内の手前で通行止めでした。ただ、係員さんが山登りの車には、「自己責任」を確認の上で、通行させてくれました。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(彦根東部、霊仙山)をベースに作成いたしました。

図中の番号は上の写真と対応しています。