山行記録:日時−2007年4月30日、天候−晴れ。県道4号線を通って、柘植から旧国道25号線に入り、加太不動滝前の駐車場に着いたのはお昼過ぎ。滝見物を終えて、歩き始めたのは13:15ごろでした。
13:15 駐車場@発、 歩き始める。13:45-14:00 河原Cで昼食、14:05 東海自然歩道分岐D、14:10 尾根取り付きE、14:40 F-G間の小ピーク、15:45 経塚山・山頂J着。15:55 山頂出発、16:10 L、16:40 採石場の入口N、16:55 駐車場@着。
いいお天気の日でした。朝から用事を済ませ、急いで加太へ。県道4号線で柘植まで出て、そこからは国道25号線の旧道で不動滝入口へ。ここからは荒れた林道となり、石で時折底をこすりながら、ゆっくりと林道終点まで。まずは滝見物。この日は水が少なく、迫力はありませんでした。駐車場に戻って、東海自然歩道を「バンドウ山」方向へ。さすがによく整備された道です。途中Dから、小さな沢をさかのぼりました。この沢を詰めていければ、とも思いましたが、あまりに杉の倒木が多く、とても歩けた状態ではなかったので、無理やり左手の尾根に取り付きました。紫のビニールひもが時折付いていました。急登を木の根っこを掴んでなんとかこなすと、今度はきつい藪こぎ・・・・でも、Fあたりからは歩けるようになってきました。Gを過ぎ、そのまま稜線上を行きたかったのですが、気づけば南東へ下る尾根に乗っており、ずいぶん下ってしまっていたので、引き返さず、一旦谷に下り、別な尾根で登りなおしました。Hあたりからは、爽快な尾根道でした。やがて、山頂へ。山頂は何もないところでしたが、少し南には「経塚」が。しかし、その先は、下を向くと断崖絶壁。そう、採石作業が、もうここまで上がってきていたのです。下の地図でも、1/25000地形図では、Mの下あたりまでしか削られていないことになっていますが、現実は、薄黄色で示した広範囲が削られていました。その工事のために、縁の木々が強引に倒されており、西へ下る尾根にも取り付けない状態でした。しかたなく、荒々しい採石現場を下る羽目となりました。こういうことはできるだけ避けたいという思いはありましたが、でも、鈴鹿の現状を知るうえでは、少し見ておきたいという気持ちもありました。山頂近くまでかなり悲惨な状況となっていました。経塚山の嘆きが聞こえてきそうでした。