比良山〜ロープウェイ山麓駅から蓬莱山へ Mt. Horai from aerial tramway base terminal

撮影日:2012/4/29 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K-7、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5


蓬莱山はびわ湖バレイのロープウェイですんなり登れてしまうのですが、その山麓駅からのルートは、なかなか登り応えのあるルートでした。途中の金毘羅峠で、金毘羅道と合流します。下りは、打見山からクロトノハゲ経由で、キタダカ道をとりました。山麓駅を起点とする、ごく一般向けのルートです。とくに子供連れなどは、ロープウェイであっさり登ってしまうのもいいですが、たまにはこういうルートで、汗をかきながら山上に遊びに行ってほしいものです。写真タイトル横の番号は、最後のルートマップに対応しています。

ルートマップ




びわ湖バレイロープウェイの山麓駅から見上げる蓬莱山 @
ちょうど桜の季節。びわ湖バレイの駐車場はかなり混雑していました。ここから見上げると、
左手が蓬莱山、右のロープウェイ脚の先が打見山です。ともに、山頂は見えません。
少し下に駐車(P)して、ここまで上がってきました。ここの標高は320m。蓬莱の山頂までは、850m余りあります。



桜・満開 @
ちょうど駐車場まわりの八重桜が満開です。かなりの本数、種類が咲いていました。



新緑 @-A間
新緑の素晴らしさも負けていません。駅の上の舗装動をくねくねと登っていきます。



登山口 A
林道から左手に広場があり、蓬莱山山頂への標識があります。ここが登山口。標高は390mほど。



流れを渡る A-B間
すぐに流れを渡ります。これは、流れの上流側を眺めたところ。水量はたいしたことなく、ジャンプすればぬれない程度です。



斜面へ取り付き B
流れを渡るとすぐに前の斜面に取り付きます。道は左上へと上がっていきます。



溝道 C
よく踏まれた溝道が続きます。



登山道 D
つづら折のルートで、あまり急登はありません。



シハイスミレ、イワウチワ D-E間
GW前半、イワカガミは少し早いようですが、シハイスミレなどスミレの類とピンクのイワウチワがたくさん咲いていました。



尾根道となる E
これまで山腹の道が続きましたが、Eあたりで尾根上に出ます。



急登 E-F間
金毘羅峠の手前で、尾根道はかなりの急登となります。



金毘羅峠 F
やっと金毘羅峠に着きました。金毘羅道と合流し、蓬莱山を目指します。



空中散歩 G
峠の少し上で、見晴らしの良いポイントがあります。琵琶湖は霞んでいますが、パラグライダーがのどかに飛んでいました。



エンレイソウ G-H間
三つの葉と紫の花が特徴のエンレイソウです。夏には実を結びます。



残雪 H
標高が高くなって、1000mを超えてきました。溝道には残雪です。



いよいよ山頂部へ H-I間
まもなく、山頂部のゲレンデに出ます。建物が見えるのは、打見山のロープウェイの山上駅とその周辺です。



琵琶湖 H-I間
下を見れば、琵琶湖大橋。



まもなく山頂 H-I間
春のゲレンデは、よく刈られています。



一等三角点 I
新しい標石です。



武奈ヶ岳とコヤマノ岳 I
山頂から、比良の最高峰・武奈ヶ岳とその右のコヤマノ岳。まさにチャンピオンの風格!?



峰床山と桑谷山 I
左手前が京都府第二の高峰・峰床山970m。後ろの双耳峰が桑谷山930m。



比叡山 I
南には比叡山です。



小女郎ヶ池 I
この季節、木々がまだ裸なので、池がよく見えます。



リフトのお客さん I-J間
ゲレンデを下ります。今日はけっこう観光客も多く、リフトも運転しています。面白いお客さんも乗ってます。



スイセン J
ゲレンデ斜面の下部はスイセン畑です。今日(2012.4.29)はまだ4分咲きほど。前回、2010.5.22に来たとき花はほぼ終わってました。タイミングが難しいです。



下りルート K
打見山に寄った後、少し戻って下り始めます。写真は、上を振り返ったところ。



天命水 L
少し下ったところに天命水があります。おいしく飲めます。



天命水からの道 L
天命水で下山道は鋭角に曲がります。



ロープウェイをくぐる M
まもなく、ロープウェイをくぐります。ちょうどゴンドラが上がってきました。



蓬莱山を振り返る M
振り返ると、ちょうど蓬莱山がいい角度で見えました。



クロモジ M
このあたり、樹木に黄色くて小さな花が一面に咲いていました。クロモジのようです。



バイカオウレン N
クロトノハゲのすぐ手前で、バイカオウレンが花盛りを迎えていました。

クロトノハゲから下、キタダカ道の下りは、2010年5月の山行と重複しますのでこちらをご覧ください。



山行記録:日時−2012年4月29日、天候−晴れのち曇り。10:00 びわ湖バレイの駐車場Pに駐車後出発、10:10 ロープウェイ山麓駅@で準備、10:22 同所出発、10:33 登山道分岐A、9:57 登山道入口、11:17 D、11:30 尾根に乗るE、11:45〜12:05 尾根上で休憩。12:33 金毘羅峠F、13:19〜14:20 蓬莱山・山頂Iにて昼食、コーヒータイム。14:40 打見山、15:04 下山開始K、15:15 ロープウェイ下M、15:39 クロトノハゲN、16:14 天狗杉、17:15 P着。

休憩込約7時間の周回ルートですが、今回は昼食以外にも大休憩を二回、コーヒー沸かしもやりましたので、普通に急げば5時間程度で周回できると思います。山麓駅からは初めて登りました。よく踏まれていますが、標高差も850m余りあり、急登もそこそこあって、ちょっと手ごたえのある登りです。金毘羅道のほうが、林道が長い分、峠が近かった思いです。山頂でゆっくりしすぎたので、キタダカ道はちょっと急ぎで下りました。バイカオウレンに出会えたのがよかったです。なお、びわ湖バレイの駐車場は、普通車で500円必要です。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(比良山)をベースに作成いたしました。