比良山〜ヤケオ山と釈迦岳 Mt.Hira〜Mt.Yakeo & Mt.Shakadake

撮影日:2008/7/13 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K10D、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5

この山行の一週間前、北小松の駅から、「楊梅の滝」、涼峠からオトシ、寒風峠を経由して滝山と嘉嶺ヶ岳に登ったんですが、今回は涼峠からヤケ山に向かい、さらにヤケオ山を経て釈迦岳に登りました。その後、神爾の滝を見て、比良駅に下りました。楊梅の滝と涼峠までは、前回のHPに詳しく書きましたので、そちらをご覧ください。

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楊梅の滝口の橋 @
先週は北小松の駅から楊梅の滝口まで歩いてきました。今朝はこの登りがなぜかだるく感じて、ここ
まで車で上がってきました。これがあとで後悔することに。今朝も10時前というのに、もう「酷暑」です。
今回は雌滝に寄らずに、この橋を渡って登り始めることに。ハチ注意の紙がちょっと心配…



滝見台のハチ A
注意書きの通り、滝見台の東屋の天井に巣がありました。キイロアシナガバチでした。このあと雄滝の写真を狙っていると、
この中の二匹ほどが向ってきました。写真をあきらめ、暑くてだるいのに、上向いて走って逃げました・・・真剣、参りました。



涼峠 B
先週もボヤきましたが、今週も…。名前と違って暑い;;今日はしかも寒風峠に向かわず、ヤケ山方面へ。もうヤケです・・・



右にオトシを見ながら B−C間
右にオトシの平らな地形を見ながら、ゆるい登りを進みます。1/25000地形図の涼峠はたぶんこのあたり。



急登 B−C間
やがて、急な登りが続きます。ヤケ山の登りです。



ヤケ山の山頂 C
日差しの眩しいところに出たと思えば、そこがヤケ山の山頂でした。標高はほぼ700m。
日差しが焼けるように暑い;;なお、ヤケ山とヤケオ山は別の山なのでご注意を。



釣瓶岳 C
しばらくヤケ山の山頂からの眺望です。まずはほぼ西に釣瓶岳1098m。



蛇谷ヶ峰 C
北には蛇谷ヶ峰902m。



武奈ヶ岳 C
釣瓶の左には盟主・武奈ヶ岳1214mです。



ヤケオ山 C
そしてその左には今から目指すヤケオ山。



稜線の道 D
ヤケ山を過ぎてしばらくは登ったり下ったりの稜線です。



ホナガタツナミソウ D−E間
登山道にちょっとひょうきんなホナガタツナミソウの花。



リトル比良 E
ヤケオ山の登りに入りました。なかなかハードです。高い木が少なくなってくると。後方にリトル比良の山々が一望です。
右手前に先ほど越えたヤケ山。その次の中央が滝山703m。その後方、左端が岩阿砂利山686m、その右が鳥越峰702m。右端に岳山565m。



ヤケオ山・山頂近し E−F間
陽射しがきつく、ほんとうにきつい登りでした。登山道の状況もこんな感じで、決して登りやすい道ではありません。



ヤケオ山・山頂 F
やっと着きました。暑さで、ズボンまで汗でびしょびしょでした。ここは標高約970mです。



釈迦岳 F
ヤケオ山の山頂から。左奥が釈迦岳。右は、ヤケオの続きの約1000mの峰。まあ、ヤケオ山最高点と言っていいでしょう。



ワンゲル道の尾根 F
釈迦岳から山麓までのびる尾根です。この尾根は途中まで大津ワンゲル道が通っています。



近づく釈迦岳 G
ヤケオ山の最高点を過ぎて釈迦岳との鞍部近くです。なかなか厳しいやせ尾根が続きます。琵琶湖側には崩壊個所も多数あります。



振り返るヤケオ山 G
逆に、後ろを振り返ったところです。左が1000m峰。右端が山頂標識のあったところでしょう。



釈迦岳山頂 H
やがて、標高1060mの山頂に着きました。



ワンゲル道分岐 I
山頂から少しだけ南下すると、稜線上のワンゲル道と、旧比良リフトの釈迦駅に向かう道の分岐です。今回は後者の方向へ。
確かに、リフトとロープウェイは廃止されましたが道は残っています。なのに、この塗りつぶしはちょっとねぇ・・・。




堂満岳 J
リフトの釈迦駅跡より。



JR比良駅方面 J
同じくリフトの釈迦駅跡より。左の尾根がワンゲル道の尾根。今回は谷に下ります。



下山道 K
このあたりのルートの様子です。リフトがなくなって、踏み跡はしっかりした感じです。



谷道出合い L
神爾谷道との出合いです。ちょっと登って、神爾の滝を見に行きました。



神爾の滝 M
谷道の標識に従って谷に下ると、神爾の滝が姿を見せてくれました。
背景の岩の白い部分と黒い部分のコントラストが激しい滝です。




比良駅への道 N
JR比良駅に下るには車道もありますが、徒歩ではこのルートが一般的です。



釈迦岳 O
比良駅の近くから振り返る釈迦岳です。このあと、湖西線の電車で北小松まで戻りましたが、車は何と楊梅の滝口。
暑いうえに体力ヘロヘロの状態で、車を取りにまたあのルートを歩く羽目に。朝頑張って、歩いておけばよかった;;



MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(比良山、北小松)をベースに作成いたしました。

写真の番号は地図の番号と対応しています。




山行記録:日時−2008年7月13日、天候−曇り。 北小松駅から楊梅の滝道に車で入り、8:55 車道終点@から歩き始める。9:05 滝見台A、9:40 涼峠B、10:15 ヤケ山・山頂C到着。10:20 同所出発、11:30 ヤケオ山・山頂F到着。昼食後、11:55 同所出発、 12:25 釈迦岳・山頂H、13:00 旧リフト・釈迦駅跡J、13:25 谷道出合いL、13:35 神爾の滝M着、13:45 同所発、 13:50 谷道出合いL、14:40 JR比良駅着。この後、JR電車で北小松駅、徒歩で駐車地@へ。

 先週リトル比良の最高峰・滝山を目指しました。そのとき、涼峠から右に向かってオトシに入ったのですが、左の道も興味津々でした。そこで今週はとりあえず涼峠からヤケ山に向かうことに。その先のことは考えていませんでした。先週は北小松の駅から楊梅の滝の入口まで歩いてきました。今朝はこの登りがなぜかだるく感じて、ここ@まで車で上がってきました。これがあとで後悔することに。今朝も10時前というのに、もう「酷暑」です。今回は雌滝に寄らずに、ここの橋を渡って登り始めることに。橋にはハチ注意の紙が貼ってありました。滝見台Aの東屋の天井に案の定ハチの巣がありました。キイロアシナガバチでした。このあと雄滝の写真を狙っていると、この中の二匹ほどが向ってきました。写真をあきらめ、暑くてだるいのに、上向いて走って逃げました・・・真剣、参りました。一時間ほどでヤケ山の山頂Cに着きました。武奈ヶ岳、釣瓶岳、蛇谷ヶ峰がきれいに見えました。ただ、暑さには徐々に参ってきました。ここで、寒風峠方向に下ることも考えましたが、暑さで考える能力が減衰したせい(?)で気がつけばヤケオ山に向かっていました。この上の道は陽射しが徐々にきつくなり、ヤケオ山の山頂Fに着いた時には、ズボンまで汗だくでした。ここで、何を思ったか、釈迦岳に向かいました。車が駅前にないのに…。釈迦岳Hに着いた時もまだ引き返せるチャンスでしたが、ここでもなぜか、南に向かって下り始めていました。たぶん、今思えば神爾の滝に魅かれていたようです。神爾の滝は、2万5000分の1地形図では谷道出合いLのすぐ下に描かれています。ところが、実際に行ってみると、かなり上流側にずれていました。ここでも体力を消耗しました。でも、神爾の滝Mは苦労して来た甲斐がある、良い滝でした。あとはひたすら下って、JR比良駅に。このあたりで歩きの体力は切れていました。そんなわけで北小松駅から楊梅の滝口までの登りは、本当にきつく感じました。朝頑張って、歩いておけばよかった、とつくづく思いました。