三上山 Mt. Mikami

撮影日:2005/8/7  Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー:Phenix DC928、レンズ:Tefnon Zoom 28-105mm F3.5

 近江富士とも呼ばれる三上山は、JR琵琶湖線・野洲駅周辺の車窓から、あるいは東海道新幹線、国道8号線や名神高速からもきれいに望めます。そんなわけで、登ってみようと思った方も多いのでは?3つのメイン登山道(表道・裏道・花緑公園道)は道も道標もよく整備されてますので、安心して登れる山です。どのルートからでも登り40分、下り30分ほどですが、上に行くほど傾斜はきついので、ペース配分をお間違えなく!ここでは、非常に一般的な表道を登って裏道から下るルートを写真と地図で紹介します。写真タイトルあとの数字は、地図の数字と対応しています。なお、この山は秋に松茸山となり、入場料が必要となります。
 この山はまさに歴史の山です。御上神社の御神体となっているだけではなく、山頂には奥宮が祀られています。また、俵藤太(藤原秀郷)のムカデ退治伝説もあり、さまざまな歴史のシーンに登場する山でもあります。

ルートマップ




御上神社・本殿 @
御上と書いて「みかみ」。三上の語源はここから来ているようです。この神社の御神体は三上山そのものです。なお、この本殿は国宝指定。



見上げる三上山
神社から国道を渡って見上げる三上山です。左が山頂の雄山、右が雌山。



登山口の入口 A
国道の三上交差点を東に入ると、まもなく表道と裏道の分岐点です。電柱の後に左矢印が隠れています。灯籠の間が表道の入口です。



登山口 A
その先、ここが登山口です。「猪が出没しますので門を開けたら必ず閉めて下さい」とのこと。



表道登山道 A
入山後すぐに岩の道です。



表道登山道 B
やがて、石段の道になります。暑い!



妙見堂あと C
右から裏道との連絡道が入ってくると、まもなく妙見堂跡。まさに廃墟です。



割岩 D
傾斜は徐々にきつくなってきます。やがて大きな岩がまっぷたつに割れた「割岩」。
この隙間を通るのは体型上ちょっとやめました・・・一人だし詰まったら難儀です。



表道登山道 D-E間
岩の急な傾斜を手すりを使って登っていきます。このあたりが最も急です。



山頂 E
山頂に着きました。鳥居と祠があります。これが奥宮です。反対の琵琶湖側には平らな岩の斜面があって、昼寝ができます。そして眺望もなかなかのものです。



山頂からの眺望 1
南西方面です。遠くに千頭岳(左)と音羽山。京都府との県境です。その手前、瀬田川と大津の街並み。さらに右手前に草津の街並み。(2013.8.3)



山頂からの眺望 2
ほぼ西には琵琶湖の向こうに比叡山です。手前は守山市街。左後方は京都の愛宕山。(2013.8.3)



鏡山 F
下りは裏道を行きます。南の峰付近から鏡山。そして花緑公園の池。



裏道登山道 G
こちらは表道と雰囲気が違って杉林の下を行きます。



裏道登山道 H
稜線上を南西に下るあたり。



裏道登山道 I
鞍部から5分ほどで雌山の頂きに行けます。雌山によったあと、
鞍部まで戻り、稜線から離れて谷間を西に下ります。



天保義民碑の広場と駐車場 J
碑は木のかげにあります。看板に天保義民のことが詳しく解説してあります。



山行記録:日時−2005年8月7日、天候−晴れ。13:30 御上神社@に参拝後、13:40 表道登山口A、14:20 山頂E着、14:50 山頂発、15:15 雌山山頂を経て、15:35 天保義民碑J、15:40 御上神社着。
とにかく暑い日でした。表道は風もなく、汗をダラダラかきながら登っていきました。この山は上に行くほどきつい!山頂はすこし涼しく、ゆっくり休んで下りました。Hの先の鞍部から雌山まではほんの5分ほど。小さな祠以外何もありませんが、ちょっと寄ってみてもいいと思います。裏道は基本的に杉林の下の多い道です。まっすぐ下れば半時間ほどで天保義民碑に着きます。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(野洲)をベースに作成いたしました。





周囲からの三上山:こちら(滋賀の山・山姿写真集・三上山)をご覧下さい。