御在所岳と国見岳   Mt. Gozaishodake & Kunimidake

鈴鹿山脈の中核に位置する御在所岳と国見岳。いつもは滋賀県側からのため、武平峠から登っていましたが、初めて伊勢側・湯の山温泉から中道を経て登りました。やはりこの山の醍醐味は、このあたりを登らないことには。紅葉シーズンのこと、山上の喧騒はあきらめて早い目に国見岳に向かいました。ここは再び静かな(といっても登山者はけっこう多かったですが・・・)山歩きが楽しめました。その後国見尾根を下り、岳不動、藤内小屋を経て湯の山温泉に下りました。

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山行写真
撮影日:2004/11/6 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: Tefnon Zoom 28-105mm F3.5



中道の登山道口 @
朝8時前とはいえもう駐車場は車でいっぱいでした。御在所山の家の5分ほど上に
駐車してスカイラインの本谷橋を渡り、登山道口に着きました。




溝道を登るA
鈴鹿特有のザレた花崗岩の溝道。最初かなり急登です。



御在所岳・東面
急登を息を切らせて登ると、正面にめざす御在所の東面が大きく見えます。
ロープウェイの巨大な支柱も見えています。




鎌ヶ岳
さらにもう少し登ると、見晴らしの良いザレ場に出ます。振り返れば鎌ヶ岳。



負ばれ岩 B
登り初めて半時間ほどで巨大な花崗岩のところに出ます。負ばれ岩です。これはもうオブジェといってもいいほどです。



御在所岳
さきほどと、少しイメージが変わってきました。観光客を山頂に運ぶ赤いゴンドラが見えています。



地蔵岩と釈迦ヶ岳 C
負ばれ岩からもう少しあがれば今度は地蔵岩です。その向こうにはハライド、さらに釈迦ヶ岳が見えてきました。



黄色、赤の紅葉
このあたりは紅葉がなかなかきれいに色づいていました。



国見岳
右前方に国見岳山頂部が現れました。



岩壁の右を巻く
前方には藤内壁上部の岩壁が出てきます。右を巻きます。青空に半月が浮かんでいます。



富士見台より鎌ヶ岳(上)と雲母峰 D
やがて観光客の世界に出ます。すぐ左にある展望台が富士見台です。



御在所岳三角点
一等三角点です。ただし、ここの本当の標高は地形図によると1209.8m。1211.95はいったいどこから出てきたんでしょう?
ちなみに、この先1分ほどにある岩場(望湖台)に1212mの標高点があります。そこが御在所岳の最高点です。




望湖台から雨乞岳とイブネ E
その望湖台からは正面に雨乞岳1238m(上)とイブネ(下)が大きくゆったりと見渡せます。特にこの時期、
葉の落ちた樹木で山肌がベルベットのように柔らかく見えます。




国見峠への下りから国見岳 F
今から向かう国見岳です。



国見岳への登り G
一旦国見峠に下り、再び登り直します。



藤内壁と御在所岳・ロープウェイ峰
登りの途中、何回か見晴らしの良いザレ場に出ます。振り返れば険しく切れ落ちる藤内壁の上部。
てっぺんに見えている建物は、ロープウェイ山上駅の脇にある気象観測ドームです。




御在所岳・望湖台
その右には、最高峰の望湖台です。



石門 H
国見岳山頂の少し手前を左に向かうとすぐにこの石門です。いったいどうやってできたのでしょう?



石門の上から、国見岳の紅葉
石門の上に登れば、山頂方向、ツツジ類の紅葉が少し残っていました。



国見岳・山頂 I
標高1170mの山頂です。右の1165.7mもどこからきたのやら?



銚子ヶ口
山頂の岩の上から、銚子ヶ口1077mです。



天狗岩 J
帰路には国見尾根を下りました。途中、天狗岩とゆるぎ岩が並んだ場所に出ます。こちらは天狗岩。



ゆるぎ岩 J
ゆるぎ岩を下から見上げると、今にも落ちてきそうです。



ゆるぎ岩からの紅葉
ゆるぎ岩のあたりから。黄色い葉がきれいです。



岳不動への下り K
国見尾根をそのまま下ることもできますが、岳不動へ下るルートを選びました。
ガレた沢を下るこのあたりは、かなりの悪路で落石注意。




岳不動の一の滝 L
岳不動の横に、むかし修行が行われていたという一の滝が落ちていました。


藤内小屋 M
藤内小屋から朝登ったあたりを見上げます。



藤内小屋と岩登り練習台
小屋の脇には岩登り練習用の岩があります。小屋の周りの紅葉がみごとでした。ここで裏道と合流して下ります。



裏道の登山口 N
スカイラインの下をくぐり、裏道登山口に出ました。今夜は湯の山温泉で泊まりです。



山行記録:日時−2004年11月6日、天候−晴れ。8:00 御在所山の家の上5分ほどに駐車、8:05 中道登山道口@、登山開始。8:25 裏道分岐、8:40-45 負ばれ岩C。9:20 キレット、10:10-20 富士見台D。10:25-35 ロープウェイ山上駅、11:00 御在所岳山頂(望湖台)E着、昼食。11:35 山頂発、11:55 裏道降り口、12:05 国見峠、12:35-45 石門H見学、12:50-13:00 国見岳山頂I、13:05 国見尾根分岐、13:50 岳不動分岐、14:20 岳不動・一の滝L、14:55-15:05 藤内小屋M、15:30 蒼滝茶屋、15:40 裏道登山口N着。

MAP


この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(御在所山)をベースに作成いたしました。


図中の番号は上の写真と対応しています。


周囲からの御在所岳、国見岳滋賀の山、山姿写真集・鈴鹿中南部より):データ等詳細は、こちらをご覧ください。




鎌ヶ岳より



御池岳より



銚子ヶ口より