伊吹山・初夏の花   Early Summer Flowers on Mt. Ibuki

撮影日:2006.6.4 
Photo by Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax KX、レンズ: SMC PentaxDA18-55mm F3.5

コース:三合目〜山頂〜周回路〜山頂〜三合目

 6月の初めの伊吹山は、春の花と夏の花の入れ替え期。運が良ければ両方の花に出会えます。でも、この季節独自の花もあり、外せないシーズンでもあります。特に、ピンクのオドリコソウ、白いイブキシモツケなどが印象的でした。


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伊吹山・秋の花




三〜合目の花



アヤメ
(フウロソウ科フウロソウ属)
三合目の草原にはアヤメが咲いていました。



ウスバシロチョウ
(アゲハチョウ科)
三合目の草原で。シロチョウという名がついていますがアゲハの一種です。この日はかなりの数がひらひらと舞っていました。




オドリコソウ
(シソ科オドリコソウ属)
この時期、伊吹では三合目から七合目あたりまで広い範囲で咲いていました。



アケビ
(アケビ科アケビ属)
登山道わきに咲いていました。秋になったらだれか見つけて食べることでしょう。



コマユミ
(ニシキギ科ニシキギ属)
これも秋に楽しみな花です。真っ赤な実がなります。



五合目から見上げる伊吹山
少しガスが出てきましたが、やはりこの時期は緑が一番きれいです。



イブキシモツケ
(バラ科シモツケ属)
伊吹の名を冠していますが、固有種ではありません。モモブトカミキリモドキが遊びに来ています。




五〜七合目の花


イブキノエンドウ
(マメ科ソラマメ属)
かつて信長の時代に、伊吹の薬草園にヨーロッパから持ち込まれたものが自生するようになった種だそうです。



サワハコベ
(ナデシコ科ハコベ属)
本来沢沿いなどの湿った所に生えるそうですが、ここでは比較的乾いた登山道沿いで咲いていました。



オドリコソウ
(シソ科オドリコソウ属)
再びオドリコソウです。ピンク色がすごくきれいです。



七合目〜九合目の花


グンナイフウロ
(フウロソウ科フウロソウ属)
七合目まで上がってくると、いよいよ高山植物といえる花の登場です。


九合目〜山頂部の花


アマナ
(ユリ科アマナ属)
花外側の紫色の筋が特徴です。



ヤマブキソウ
(ケシ科クサノオウ属)
山頂部で咲いていました。



ニリンソウ
(キンポウゲ科イチリンソウ属)
山頂部の代表的な花です。




ヒメレンゲ
(ベンケイソウ科キリンソウ属)
ほとんど土などなさそうな岩の上で元気に咲いていました。西周遊コースで。




ホウチャクソウ
(ユリ科チゴユリ属)
ほうちゃく(宝鐸)とは、五重塔などの軒につるす鐘状の飾り具。確かによく似ています。



周囲からの伊吹山の姿:こちらをご覧ください。


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