この二山は伊勢・伊賀の名山で、地理的にも鈴鹿山脈ではなく、布引山地の山となります。しかし、鈴鹿最南部からは手に取るように見え、交通の便も同じ名阪国道が起点となるなど共通点も多いので、鈴鹿最南部の番外編として、ここに登場させていただきます。錫杖ヶ岳はその尖った姿で、特異な人気を誇る山です。鈴鹿からも、綿向山−雨乞岳−御在所岳ラインより南からは、だいたい見え、「あれはいったいどこの山?」と思われた方も多いことでしょう。今回は加太の向井ICから南に入った登山口から往復しました。一方、霊山は落ち着いた形の山ですが、山頂には伝教大師・最澄が9世紀に大伽藍の寺院を建てた遺跡が残る歴史の山です。今も懐に霊山寺があり、そこから往復しました。写真の後ろの番号は、MAPの番号と対応しています。
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●周囲からの錫杖ヶ岳
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●霊山・山頂からの眺望へ
●周囲からの霊山へ
山行写真
撮影日:2008/10/12 Photo by Minaphm, All Rights Reserved.
撮影機材:ボディー: Pentax K10D、レンズ: SMC Pentax DA18-250mm F3.5
錫杖ヶ岳
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山行記録:日時−2008年10月12日、天候−晴れのち曇り。名阪国道で向井ICから南下して駐車後、10:00 駐車地P発、10:25 柚ノ木峠、10:55
山頂の見えるポイントF、11:15 山頂I着。昼食後、11:45 山頂発、12:15 柚ノ木峠、12:40 駐車場P着。
錫杖ヶ岳のメインルートは、錫杖湖からのルートのようですが、交通の便なら、このルートが便利です。なんといっても名阪国道の向井ICから5分ほどで登山口。柚ノ木峠までは遊歩道といった感じでのんびり歩けます。稜線に出てからは、かなり急な登り・下りもありますが、ほんとうによく踏まれた整備された道です。さすがは人気のある山で、山頂はかなりの人で座るところもちょっと悩むほど。景色は360度ばっちりで、北向きはまさに鈴鹿の展望台です。最南部の山々はもちろん、綿向山〜雨乞岳〜御在所岳ラインより南の主な峰は、ほぼ見渡せます。山頂で半時間ほどゆっくりしましたが、それでも歩き始めて三時間弱で登山口に戻ってきました。このまま帰るのはもったいないので、伊賀の霊山に登ることにしました。
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山行記録:日時−2008年10月12日、天候−晴れのち曇り。錫杖ヶ岳に登ったあと、名阪国道で伊賀ICまで移動し、南下して霊山寺まで走ってきました。13:10
霊山寺駐車場@発、 歩き始める。13:15 霊山寺参拝、登山口A、13:20 一合目B、13:50 六地堂C、13:55 たいこ岩D、14:00
稜線・東海自然歩道と合流E、14:05 山頂F着。14:25 山頂発、15:00 駐車場@着。
霊山寺の駐車場が標高420mあるので、山頂まで340mあまりの標高差しかなく、登山道もよく整備されており、一時間もあれば十分山頂に立てます。ときどき秋の花が登山道に咲いていました。山頂を南北に東海自然歩道が通っており、これを利用するルートがより一般的なようです。